2019年6月27日 (木)

大巨神・大天馬を合体させて大馬神にしてあそぼ!

突然ですが。

ユーチューバーになりました。

あべさんのつくろーちゃんねる

オッケーですか?
それでオッケーですか?

口から生まれたオレですが、ここはあえてなんの言い訳もせず
ひたすら無言で原型作ったりソフビを組み上げたり塗装したりします。
みんな一番見たかったところだろうし、先日お話しした版元様の
ご好意で製作過程が公開できるというのもあり、頑張って
作ったよ。

みなさんよろしく。

さて、今回は大巨神・大天馬で遊んできたよ。
今回も大都会の憩いの場、新宿中央公園で撮影したよ。
一流企業に勤めるエリートマンの憩いの場で、

初老のジジイが、

おもちゃで、

しかも撮影して、

犯罪でないだけまだ許されるが、ママ友に通報される可能性が高いからリスキーな
遊びだぞ!
みんなも気をつけよう!

というわけで、いつも通りバラして言い訳
ではなく解説。

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頭部!
目の形で何度も監修が入りましたがなかなかよくできたと思いますよ。
塗装マスクをふんだんに使えるのはメディコム様のおかげ!
ありがとうございます!!

 

 

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腰ですが、合体を念頭に置いた形で膝下がいわゆるどんぐり緩着となっております。
こういうま股の形状はソフビの性質上、内股に歪む恐れというか必ず歪みます。
はの字に開いて作らないといけないんだけど、大天馬に入るというとても恐ろしい(笑)
ミッションがあるのでとにかく気を使ったよ。

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足もとても良いです。
塗装をケチらないと本当に良いですねえ…

 

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合体を視野に入れた割には簡素なパーツ構成。
でもレトロソフビ はそれが良いのですよ!

 

次に大天馬。

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顔ね。

ボディから引っこ抜いて、というパーツ構成にせねばならずかなり苦心した構成にしたよ。
抜き口が四角というのも心配だったし何より鼻が抜けないのでパーツ分割せねばならなかった。
今までにない構成だったので出来上がるかどうか心配だったよ。

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ボディ。

大天馬の背中の方から抜いて大巨神とのドッキング部は穴を開けてもらう。
という成型屋さんが大変な思いをしてしまう構成ですいません。
迷惑かけて生きてます。

 

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背中!

これがほんと大変だったよ。
抜けるかどうか、ってのが一番で羽を別パーツにすると足の緩着と羽の緩着がぶつかって
組みあがらない、となってしまうので一体成形に。
ものすごく心配したけど尻尾まで抜けるよ、と金型屋さんに確認いただいて
全ての羽が胴体にくっつくという奇跡のパーツ構成。
工場の方々のご尽力あってのアタクシでございます。

 

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ま、こんな感じ。
形にしては少ないパーツ構成だねえ…
良いと思いますよ!

では、おんもに行こう!!

 

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いやあたまらん!
野外撮影での自然光はほんと最高!!
梅雨時期だけど晴れ間を狙っただけあって美しい仕上がり!
とても巨大に見えるから不思議だよねえ…

 

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大天馬もかなり良い!
ステキなOLがいっぱい通り過ぎても恥ずかしくないぞ!
決して恥ずかしくない!

恥ずかしくないです…

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おや?

足が…

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ええっ!

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がっしーん!!

がっしん??

 

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いやあよいね。
自然光撮影良いよ!

そんなわけで大馬神であそぼ!

でした。

突然終わるのがオレ流儀

 

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2019年6月20日 (木)

ダイバロンであそぼ!

お久しぶりです!

まあなんと言いますか
趣味がお仕事になる、というものはそれはそれは酷な話でして
色々と行動に制約をしないといけない
というのが現実で、機密事項というのがかなりあるわけです。

そうなるとじゃブログを書こうかな?
って時に色々と言えないこととかやっては行けないことがいっぱいありましてね。
そうなると下ネタくらいしかいうことなくなるじゃないですか(笑

そりゃ、ブログも書くこと(書けること)がなくなりますよ。

しかしですね
とある版元さんが

『僕の担当してう作品だったら制作風景とかどんどん乗せて!』

というほんと〜にありがた〜いお言葉をいただいてね。
そう言えば、オレはブログで制作風景あげて、野良原型で遊んだりして(笑
そういうのでみなさんとともに大きくなった。
大きかないけど(笑

そういう原点に戻れるかな?
と思いつつ、またブログを再開しようかと。

というかさ、みんなもっとソフビ自慢してくれればいいのに(笑)誰もやってくれないからさ
自分でソフビで遊ぼうじゃん?
ってもう初老のジジイが思い立ったわけですよ(笑
で、これまたやめときゃいいのに新宿中央公園とかで野良撮影した来たわけ(笑

でもね、いいよ!
白昼のお天気のいい日に自然光でソフビの写真撮るとか
ちょーニットぽくね?(笑

オレみたいなジジイは即ママ友に通報だよ!
不審なジジイがおもちゃの写真撮ってます!!
的な。

でもさ…

楽しいのさ!

外でソフビの写真撮るとか

サイコーじゃん?

めっちゃ楽しいよ。
みんなもっとやった方がいいよ!
みんなでやって誰が一番に通報されるか勝負だ!

 

ってなわけで今回はちょうどメディコムから見本が届いた

ダイバロン

で遊んで来たよ!

小さなスーパーマンガンバロンに出て来たロボットだよねえ。
『来週も見てね!』
と言いながら打ち切りで最終回がないとか。

そういう部分も含めて可愛いよねえ〜
創英舎から権利が離れて、ずっと浮いてしまった作品ですが
SATさんという会社が漂流しないように大事に権利を持っていていただいて
現在に至るわけです。

メディコムでガンバロンを制作していた時にSATさんと取り次いでいただいていた方が
亡くなられてしまいましたが、他の方のご尽力によりしっかりと日の目をみるとこと
なりました!

本当に、苦境にありながらも運のよかった作品とも言えますねえ〜
内容も打ち切りながらなかなかのジュブナイルで見ごたえありますよ!

と前置きはそれくらいにしてと。

 

早速、白昼堂々。
副都心のOL達の憩いの場、新宿中央公園にてこ汚いジジイがおもちゃの写真をとる!
というこの上ない貧民の汚い絵面をよそに、写真撮って来たよー!

 

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みてーっ!
自然光の撮影、良くない?

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なんかさ、良い!

 

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シルバーとレッドが自然光に良く映えるのね。
この日はちょっと曇り気味だったけどすごく良いね。

通常、商品説明の写真って補正をかけてしまうから大きさとかわかりづらいやん?
こうやって手が見えると大きさがよくわかるよねえ〜

めっちゃでかいのよダイバロン。

 

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ソフビってさ、合金と違って柔らかさがあるからね。
今回すごく思ったけど着ぐるみ感は圧倒的にソフビだよね。

というか、今回の造形のポイントとしては徹底的に着ぐるみ

だったのよね。
かっこいいのは合金に任せておけばいいじゃん(笑

いやね、お外でソフビ撮影
めっちゃ楽しい!
世のお父さん達がね、お子ちゃんの写真を死ぬほど撮るでしょ?
あれ。
あの気持ち(笑

絶対やった方が良いよ!
みんなやろうぜ!
そして不審者と間違…

ウッウン!

 

さて、せっかくなのでここからはバラして原型師的造形ポイントも
コメントしちゃうぞ!
これからソフビを始める人に少しでも役立つといいな!

 

ということでまずはバラした図

 

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まあいいわけですけどね(笑
もともとダイバロンってソフビになりゃせんよ!
と。
お話いただいた時にハイ!なんて言っても頭の中ではどうしたものかと。
で、構成を考えて最小パーツで作ったのがこれ。

これだけパーツが多くてもレトロ?

と引っかかる部分もあるけどね。
潔くアレンジしても、とは思っても時間的に監修が1〜2回で終わらないと
とても発売に間に合わないわけ。

そうなった場合いかに本物に近いか?
というのが最短になり、そうなった場合パーツを細かくする以外に
方法がないわけ。

で、このパーツ数。
ちょいと説明していきます。

 

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まず胸部。
一番の難関は肩のノコギリ。
これはおいおい説明しますがノコギリ部分がぴったり胴体に収まらなければいけない。
緩着と寸分狂っていたたらダメなのよね。
そういう部分、自分で緩着作ってるので自己責任になるんだけど、さすがに
依頼されたものなので失敗は許されない。
そういう部分でも出来上がるまでドキドキでしたよ!

 

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腕!
末端肥大な上に二の腕が細い。

ここは仕方がないから手首から抜くという方法を選択。
よって腕の付け根側はどんぐりという緩着。

どんぐりっぽいよね(笑
こうすることによって腕の棘の部分も逆テーパーにならず
ということになります。
プレイバリューが増えた?
という部分では嬉しみな部分でもありますが、レトロソフビとして
いかがか?
という悩みはあります。

だいたい、動くものが欲しかったらアクションフィギュアとか合金を
買った方が良いのでは?
と自分自身は思うところがあり、ソフビの表現としては
最低限の稼動で、さらに言えば直立ポーズで買った方々がイマジネーションを
膨らませる。

それくらいのことができれば原型師冥利に尽きるな

と思ってるので、とにかく動かない。
イメージはお客さんが。
という他力本願でいつも制作してるので(笑)パーツが多い、というのは
レトロとしてどうなのか?といつも悩んでます。

 

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足も同じように足首から抜いてます。
理由的には腕と同じですね。

ダイバロンの特徴でもあるギアがホント大変でした。
造形的に、ってことだけではなく気泡ができやすいというのも
苦しめられる一因だったな。

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さて、最大の難関の方のギア!

まず、スラッシュ成型でうすっぺたいものは抜けづらい。
ゾル(材料)がムクになってしまうと抜いた時に千切れちゃうのよね。

そういう部分でも中空にしないといけない。
故に厚みが出てしまう。

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このギリギリの状態で勝負しました。
ムクになったらどうしよう…
と思ってましたが、抜き屋さんが最高にうまいですね!
どんぐり緩着が変形になっているのは普通に作ってしまうと
気泡ができてしまうので斜めにカットしてます。

とにかく、これが胴体と入らないと…

ともう気が気じゃなかったですよ。

 

というわけで!
いつものように突然終わります!(笑
懐かしいでしょ?(笑

最後にみんなで記念撮影。

ばいなら

 

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2018年8月29日 (水)

プリケッツ祭り!

お久しゅうございます。
なんとなく人形作って生きてますどうも僕です。
あれですな。
まあ長く記事が残ってしまうのがこのブログというものの性質でして、ちゃんと日時を書きますと今日は平成30年、つまり2018年ですな。
8月もすでに29日となっておりますな。
去年は冷夏に悩まされましたが今年は猛暑、さらには豪雨というとんでもない気象でございまして、気圧の変化に弱い私としてはとても大変な1年になりそうですな。
ちなみに、気圧の変化に左右されるととされない人がおるそうですな。
お酒が得意、苦手という感覚でいるそうですな。
とにかく私は気圧に弱い体質なので早く良い気候になって欲しいですなあ…
さて、長らく更新していないうちに『プリケッツ祭り』というのが開催されておりますな。
墓場の画廊 プリケッツ祭り
さすがにこれは短い文章でお伝えするのが難しいのでブログにしますなあ…
まあ皆さんもご存知の通り、プリケッツという弊社の低価格商品で皆さんに楽しんでもらうシリーズがあるのですが、ついに生産1万個突破ということもあって墓場の画廊様で特別にイベントを開催していただいてるわけです。
それにちなんで、各メーカー様にご許諾いただきなんと!
今まで原型に携わった9割方の製品を展示!
という暴挙が達成できました。
思えば、アタクシ自身があまり自分の仕事を振り返ることがないので、見本をいただくと関連のお仕事がない限りは箱の中…
あれなんですよ。
和歌山に有名なお人形供養をする神社があるらしいのですが、そこの神主さんが
『人形は見られるのがお仕事なんです。なので見られるためにいろんな努力をするんですよ。例えば、髪が伸びたりとか(笑』
なんて話を聞くと、箱にぎゅうぎゅうに押し込めてしまってるオレは心がキューっとなるわけです。
でもしまってるけどね。
そんなわけで、今回はこのような形でご供養できたということも大変嬉しい限りでございます。
で、とにかくこのプリケッツ祭りですが、本当にすごいんですよ!
展示もさることながら、現在入手可能なプリケッツやちょっとだけスタンダードソフビと大量の販売物があるですよ。
もうね、圧巻!
これだけの商品を一人で集めて生産したのかあ…
と自画自賛すること請け合いなのですが(笑)何より、関わっていただいた版元様、メーカー様、販売店様、さらにはお手にとっていただいたみなさま全ての力がなければここまでのものは生産できませんでした。
本当に全ての方に感謝です!
そして、とにかく1日かけて、朝早くから夜遅くまで。
僕が打ち合わせで途中抜けたとしても黙々と展示・レイアウトをしていただいた墓場の画廊のスタッフ様。
とにかくその姿に感極まってしまい、涙で枕が濡れました。
本当に、大大感謝です!
ありがとうございました!
そんなわけで、館内の様子です。
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圧巻のプリケッツ。
全ての色…
というわけにはいきませんが、9分9厘並び切ったかと思います。
作例なんかもちょびっとあります。
中でも盟友・志条ユキマサさんのプロのフィニッシャーの腕は最高です!
ぜひ実物をご覧ください!
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とにかくこの感じでプリケッツプリケッツプリケッツですわ。
あるだけ出してます!
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漫画原稿なんかもあります。
なんと1話分乗っかってます(笑
カラーもあるよ。
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そして圧巻の展示!
早速外国の方が記念写真を撮ってました(笑
とにかくほとんどのお仕事がここで見られます。
こんなことはないので今のうちに見ておきましょう!
そして、ぜひ展示会を!という奇特な方がおられたらいつでも(笑
まあなんと言いますか、これを『個展』という立ち位置でなく『プリケッツ祭り』というスタンスで開催しているのがいかにもワタクシらしくて嬉しい限りです。
そしてさらに、9月1日は一日店長、この場合は墓守かな?(笑
朝から15時頃まで店内にいます!
プラモ狂四郎のクラフトマンの店長みたいな(笑
わかんねえか、それじゃ。
まあいいわ。
とにかく皆さん遊びに来てください!!
最後に、ここまでの展示会ができた関係者様方、わがままにお付き合いいただいている版元様、いつも無理を聞いてくださる工場の方々、メディコムトイを始め各メーカー様。
そして墓場の画廊のスタッフの方々。
何よりいつも支えてくださるファンの方々。
全ての方に熱く御礼を申し上げます!
ありがとうございました!

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2018年5月18日 (金)

月光仮面

先日書いた記事の反響が結構大きくて、やっぱりみなさんいろんな意味でソフビ製作や具体的な金額とかそういうものにはものすごくキュおみがあるんだな、と。

まあ、あれはなんと言いますかプロデュースするという意味では避けて通れないもので、クリエイティブという面ではその辺のお金の感情とかとは全く別物なんですよね。

『自分の好きな物を作りたい!』

というのと

『売れるのか?』

とか

『利益が出るのか?』

というのは全く別物なのはクリエイトな現場にいる方はよくわかるともいます。
というところを踏まえて、今回は『プロデュース』ではなく『作家』としてのお話をと。

おそらくこの辺もみなさん興味があるのでは?と思います。

まあ、ものつくりの方法論とかやり方とか取り組み方とかは人それぞれだともいます。
僕の場合はね

『どれだけキャラクターとシンクロできたか?』

というのが結構重要で、そのためにDVDを見返したりキャラクターと対話したりしてね。
対話ってなんだよ!って話だけど(笑)その辺は感覚的なお話なので人それぞれ思う部分があり、話したところでわかるものではないと思います。

まあ、僕の場合ロボでもなんでも『キャラクター』として捉えているので特徴的な部分から捉えていくわけです。
例えば、それはキャラクターの特性だったり、アニメならキャラクターに重点を置くのかアニメーターさんが何を意図して描いたのか?
とか。
特撮ならキャラとしてのヒーローや怪獣なのか、スーツアクターの特徴を前面に出すか、脚本家が伝えたかったものを前面に出すか。
そういうところから捉えて、キャラになりきる(笑)もしくは伝えたいところを『汲み取ってあげる』というイタコのような作業をしております。

で、今回墓場の画廊様にて『月光仮面』と『レッドバロン』のイベントのお話をいただいて、月光仮面もレッドバロンも両方商品化を考えていたんですね。
おそらく

『レッドバロンのプリケッツが出る!』

と思った方も多かったと思うし、僕もそう思っていた。

でもね、それは『月光仮面』の製作に入ってひっくり返ったのです。
ちょっとわかりづらいんと思うんですが、月光仮面を制作しながらいつも通り月光仮面とシンクロしていくと、とても不思議な気分になってきて…
まるで仏像を彫っているかのようなトランス状態になっていくんです。
で、そんな話を宣弘社の方とお話ししていたら、やはりその

『月光仮面が背負ったもの』

というところに話が行き着いてね。
月光仮面は戦後のGHQの不平等条約でアメリカのテレビ番組を買わされ、放送させられていた。
そういうことに対して危惧した川内康範先生が国産第1号のテレビ映画仮面ヒーローを作り出す。
それは『戦後』という時代と一気に成長していく『日本』というものを月光仮面が背負って生きてきた。

そういう日本の『情念』を『月光仮面』という箱を借りて時代を駆け抜けたのではないか?と。

そこでオカルト好きの俺としては(笑)『四谷怪談』を思い出すのね。
あれって虚構の話やん?
でもお岩さんの悲しい呪いがあって、実際未だにお参りしないと不思議な現象が起きるという。
全く実在しないこのお話『四谷怪談』という箱を借りていろんな『憎念』が『実在』してしまっているというのはとても説明できない話だ。

月光仮面からオレ自身はそういうわけのわからない『戦後の日本の情念』を背負ってるんじゃないかなあ…
と勝手に思ってしまっております。

恐ろしいことに、月光仮面を見てみるとそこから10年で風景がガラッと変わっているん出すよ。
なんだか田園風景のような街並みが今の東京、渋谷や新宿だったりしていて10年もしていないにウルトラマンの登場ですよ?
驚くべき成長をしてるんですね、日本は。
後にも先にもこんなヒーローはいないだろう、という意味でも月光仮面を丁寧にやらなければいけない!
という変な使命感が出てしまって(笑)今回は月光仮面に全てをかけようと。
色々な方に『大丈夫?』と言われたけど、今この60周年にやらなければ貴重な日本の成長を忘れてしまうだろう、という気持ちが大きくなった不思議な作品であります。

クリエイトをしていくといろんな思いと思いがけず出会えるものです。
かしこ
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2018年5月12日 (土)

弊社からのお願い

何やら本当に久しぶりのブログで本当に恐縮です(笑

すいません、忙しいことこの上ないのですがこの業界も海外から熱が高まり現在では『買う』人より『作る』人の方が多くなってるのではねえか?(笑)と思うような昨今です。
で、そう言う業界の流れにあって

『作りたい!』

というご相談はいろいろ受けるようになりました。
もちろんこう言う性格なのでご協力させていただくことがありますが、やはり

『作ってみたい』

と言う感じはありつつも

『全然わかりません』

と言うご相談も多く、しまいには

『ソフビ製作についていろいろご相談したのですがお会いできませんか?』

と言うメールまでいただく。
業界として、非常に活気付いて良いことですがこちらも非常に激務ですのでまずお願いしたいのが

・御社の作りたいものはなにか?
・どれくらい作りたいのか
・御社の経歴、どんな業務内容、代表作(HPへの誘導)
・金額を3桁万円用意できるか?

という最低限の情報をいただきたいです。
『お打ち合わせする』ことは良いのですが、こちらも作業を中断してのお打ち合わせとなりますので、着地点の見えないものでのお付き合いは損失になってしまいます。

と言う、めんどい話もいっぱいあるので。
ぶっちゃけみんなが知りたい業界のタブー

『ソフビって安く作れるの?』
『ソフビで生活したい』

という質問に答えちゃいますよ。
その方が早いと言うか(笑

では、ソフビを安く作るために自分ができる最低限の作業、の流れを

・原型を作る
・ワックスに転換する
・緩着を作る
・金型製作依頼をする
・成型を依頼し、成型色を指定する
・成形品が届く
・バリカットをする
・穴あけをする
・塗装のために全てのパーツにマスキングをする
・量産塗装をする
・組み上げる
・ヘッダーのデザインをする(PL法に引っかかるのでアマチュアでも作ろう!)
・ヘッダーの印刷依頼をする
・アセンブルをする
・通販の告知をする
・メールのやり取りをする
・発送

これを全部一人でやれば弊社のスタンダードウルトラマンくらいのものを100個作って40〜50万円くらいでできます!
ボーナス1回分よりも安くできますよ!

で、これで食べて行きたければ月に1〜2体製作して、確実に100体売れば貧乏生活できるくらいに生きていけます!

で、これらができない、人に任せたい!
と言うのであれば最低150万円用意してください。
全てにお金と人件費がかかります。
と言う話をすると大抵みんな無理と言います(笑

でもね、150万円でおもちゃが作れるってすごいことなんだよ。
いかにみんな低賃金でお仕事を受けていただいているか?
と言うのを本当に痛感します。

正直これで

『高い』

と思うのであればそれはソフビ、製作者、関係者に対するリスペクトがないのでお辞めになられた方が良いと思います。
ちなみに、僕はこのほかに

・版権元様に商品化申請書を提出
・監修
・修正
・本申請書の提出
・契約書ドラフトの確認
・契約書にサイン押印
・版権使用料の支払い
・見本提出

もやってます。
全部一人でやってます。
月に2〜3種やってます。
アセンブルだけはお手伝い願ってます(笑
で、注文と販売に関してはきちんと掛け率を設定し、販売店様に販売価格よりも安くお店に卸します。

大事なことは、携わった方々にきちんとお金をお支払いしお願いすること、です。
なので気軽に『会いましょう』ということができません。
なるべく、煮詰めた状態でお話をいただかないと正直損失分を請求したくなります(笑
いや、なんでこんなこと書いたかと言うと、とにかく『お会いしたい』という方々に毎度毎度同じようなメールのやり取りが本当に大変で、作業を切迫してしましまうます。
申し訳ないな、と思いつつスルーすることもあります。(ツイッターも容赦なくスルーします笑)
そんな時、

『このURLひっぱればいいんじゃん?』

って思ったのよ(笑
あ、こんなこと書いたら引っ張れねえやん(笑

そんなわけで、とりとめもなく終わり

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2017年4月30日 (日)

ファイル004 サンダーマスク

忘れられないようにアーカイブしていこうというこのシリーズ。
第4回を迎えました。

第4回はワンフェス当日版権で頒布した『サンダーマスク』です。
この作品を頒布したのは2012年の2月。
前年年末にザボーガーを製作してからすぐの製作でした。
単に当日版権と言ってもソフビというのは監修が終わってからワックス転換、金型、そして成型、塗装というかなりハードなスケジュールになります。

とにかく、慣れて来たワックス作業。
と思っていた矢先、自分の実力の無さを痛感した作品でもあります。
とにかく、気泡がどうしても無くならなくてなんどもやり直しました。
そんな苦い思い出も包括しております。

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今見るともっともっとよくできるなあ…と(笑
まあ、まだ4作目ですから(笑

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もともと、サンダーマスク原作版としての申請だったのですが、すでにこのバージョンで作ってしまっていて『ダメモト』で申請かけたのですが、なんか上手く行っちゃいました(笑

もうこんなことはないかと思いますのでみなさんは真似しないようにしましょう!(笑

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そんな、大変辛かったことを思い出させてくれるサンダーマスクでした。

あて、次回のアーカイブシリーズはスーパーロボットマッハバロンです。
初の激しい挫折に悶絶し、その鬱憤を後年晴らす!
というお話です(笑

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2017年4月12日 (水)

ファイル003 ピープロシリーズ

アーカイブシリーズ第3弾!

ピープロシリーズです。
僕が一番最初に手掛けたのが電人ザボーガー。
井口昇監督がメガホンを取ったリメイク版です。
休止していた怪獣軒が新たにスタートし、シルバー仮面・レッドバロンを経て第4弾として。
僕のソフビ原型としては3作目となります。

『電人ザボーガー2011』

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とに書く、これだけの塗装が必要なのでハンドペイントだけでは苦しい、となってお手製マスクを製作して乗り切りました(笑

ものすごく大変だったのでもう2度とやりたくない(笑
それくらいしんどいソフビでしたが、僕自身も原型師としての評価が飛躍的に上がった作品として忘れられない作品です。
もちろん、しっかりと販売数字も上がって来てます。

さて、ここからソフビ作れんじゃね?
ということでおおさかさん主催の『怪獣少女』で『当日版権』というシステムを使いソフビ製作を始めます。
初めは次の機会にお話ししますが、今回はピープロ編ということもあって
『怪獣少女第2作』
となる
『鉄人タイガーセブン』
です。
ここでは色々新しい環境で製作してます。
まず、怪獣軒とは別の金型屋さんにお願いしました。
ロウが違うのでちょっと困惑しましたが、だいぶ慣れてきて格段に技術も上がって来たと思います。

『当日版権』というのは『ワンダーフェスティバル開催中の1日だけ販売して良いですよ』という特殊な許諾システムです。
おもちゃというのは漫画と違って『元の作品のイメージを損ないかねない』という側面を持っていて、また高価であり場合によっては大量生産もできてしまう。
だからこそしっかりと版権元の監修を受け、1日だけ、作品を盛り上げてもらうためにも寛大に許していただけるシステムです。

とにかく、一般版権ではとても販売できないような、いわゆる趣味の延長で製作しよう!
プロの現場じゃないんだし!
ということで、まだソフビブームというには程遠かったので売れる目算がないものは当日版権でやりましょう!

とおおさかさんと意見が一致。
じゃあ何やるの?といったら
『タイガーセブンやったら本望だなあ』
というおおさかさんの意見を汲みタイガーセブンを製作。

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2012年夏にタイガーセブン
2013年夏に犬原人
2014年冬に鼠原人
とタイガーセブンシリーズをリリース。
タイガーセブンはファイトグローブ版もリリース。

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革を裁縫で縫いつけました。
鼠原人は販売時、60年ぶりの大雪で大変な思いをした思い出があります。
この流れを見る通り、ソフビ製作も慣れて来て鼠原人を絶頂期にリアル志向が加速度に増しているのが見て取れます。
この鼠原人ともう1体、この2体はレトロとしては極限にリアル寄せした到達点だな、と今でも思います。
今取り出しても我ながら惚れ惚れする仕上がりだと思います。

怪獣少女のピープロシリーズはここで終了します。
本当はもっとやりたかった部分もあるのですが、やっぱりあの大雪で色々と体感的に変わってしまった。
というのが僕たちの中にありました。

と言っても、怪獣少女はまだまだ挑戦を続けて行ったというのは後年、僕が会社を立ち上げるに至っても前向きな姿勢は引き継がれていると思います。

さて、ここで大きな転換期を迎えます。
メディコムトイでの仕事をいただく、という出来事がありました。

2012年秋頃に前回のブログでも触れたメディコムトイの社長・赤司さんと初めてお会いし、そのまま初めてのお仕事の依頼が来ます。
それはソフビの台紙とヘッダーを描くという絵の仕事でした。
この仕事が終了した時に

『原型をお願いできませんか?』

というお話をいただく。
それがなんと…
パイロット版スペクトルマン!(笑
ということで2013年4月にハイパーホビーにて大々的に発表されました!

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実は初めての仕事、というのとは別にすごく気に入っている作品です。
なんか、すごくかわいいじゃないですか(笑
楽しい仕事だったし、気に入った先品にもなったしでこれがターニングポイントになった作品というのも実に僕らしいかな?って(笑

手足はマスダヤのスペクトルマンを流用しているので僕の原型は頭とボディーだけです(笑

ということで、今回も敵キャラがいるのでイメージ画像でお別れします。
次回のアーカイブシリーズは『サンダーマスク』の予定です!

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タイガーセブンは役者さんの南條さんにサインをいただきました!

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2017年4月10日 (月)

コラム:宣弘社作品の思い出

本当に、だんだん記憶があやふやになってくる世代になってきてそれなりにいい加減なことが言えないような立場になってしまった自分としては、あまりデーターとか裏付け証拠を取りながらお話を進めていくということが困難になりまして(笑

まあ、なんといいますかそういう責任をあまり取らないように自分の『好きだった』とか『思い出深い』とか。
そういうものであれば、こういったライトなブログで語れるのかなと。
ちょっとね、僕なんかが高校時代というのは
『特撮は高尚なもの』
みたいな風潮がちょっと上の世代にあってね。
ウルトラセブンは社会は作品なんだ!
第2次ウルトラブームなんて幼稚だ!
みたいな。
すいません、ちょっと失礼な書き方になってしまいましたが忘れてはいけない歴史だと思うんですよ。

まあ、それは人それぞれの思いがあって良いと思うんですよ。
我々のソフビなんかもそうだけど、やっぱり一時期
『マルサンの一期が』
とか
『ブルマアクの何期が』
とかでまったく一見さんを受け付けず、気がつくと
『うるせえおっさんめんどくさい』
とせっかくの文化から足を遠のけてしまう。
どんなに高尚に話したところで
『娯楽』
であり
『おもちゃ』
であるんです。
特撮ももちろん『子供番組』であって、もちろん製作者も手を抜いて作品を作っているわけではないし、その熱意を視聴者がキャッチする。
そういうキャッチボールが作品の楽しみ方かな?
と僕自身は思っております。

なんでこんなことを思ったっかというと、シルバー仮面のブルーレイが発売されたんですね。
これがすごい高画質なんです。
早速買いました(笑

Img_1852

シルバー仮面といえば僕としてはリアルタイム…
では微妙になくて。
といってもほとんど再放送があったというわけでもない。
幼少体験としてシルバー仮面は全くない!
と言ってもいいのかもしれません。
本当に、信じられないかもしれませんが、僕の生まれた栃木は街から離れると本当に何にもないんです。
本屋もないんですよ。
情報が入手できる場所といえば近所の『生協』と100mくらい先にあった『駄菓子屋』。
この2つ。
まだスーパーとかできる前ですよ。
この2つが僕の幼少期のライフラインだった。
そのくせ、テレビは都心と同じチャンネル(笑
位置的に地方局、栃木でいえば栃木テレビとかテレビ埼玉とか神奈川とか。
そういう放送局も入らないという(笑
とにかく、テレビからくる情報を追随するには何にも情報を入手することができない。
唯一、週末になると親が街中に連れて行ってくれる。
これだけが多くの情報を得られる大きなライフラインだった。

そういう意味でも、テレビというのが本当に大切な娯楽だった。
で、この『シルバー仮面』。
この作品についての情報といえば一体何があったろうか?
おっさん達ならバイブル(笑)だったろう

『全怪人怪獣大百科』

これが、とにかくバイブルだった。
時にアニメブームだったので特撮というものがどんどんと主権を失っていく時代。
『特撮の怪人怪獣』
が網羅されているというだけでも震えたもんです。
あとは、ちょっと上の親戚の家に行くとブロマイドとかメンコなんかをお下がりでもらった。
そういうことで『見られない』『見たことない』が『なんかすごい』という渇望した感情がとにかく子供の頃にありました。

そんな中でも異色な、というか異彩を放っている作品。
ウルトラのように、というか円谷作品のような華やかでハイセンスな作品とは全く異彩を放つ土着的な空気を醸し出すピープロ作品やレインボーマンとか。
再放送も少ないだけにそういう作品への憧れってすごくあったんです。
『観たい!』
という気持ちがものすごくあった。
だいたい、子供時分の写真を最近うん10年ぶりみ見たけど(笑)きているTシャツがレインボーマンとタイガーセブンですよ(笑
その頃からちょっと変わっていたのかもしれないな(笑

そういう中で、シルバー仮面ってスチールがとにかくすごかった!
なんかその辺の、近所で撮影したスチールがブロマイドや本に載ってるわけ。
本当に
『おれん家の近所じゃねえか?』
みたいな(笑
それでいて、デザインもどこか不気味でものすごく惹かれていた。
しかしながら、シルバー仮面を始め『宣弘社作品』を本当に見られるような環境になるには、実にLDが発売されるまでかかる。
皆さんも記憶に古くなってしまったもしれませんが、テレビ探偵団やフライデーナイトでおきた懐古ブーム。
そのことで起きた古物玩具ブームというのは圧倒的に渇望していたオレに大量の情報をくれた。
そのことで作品自体の

『ソフト化』

という流れが起き一大ムーブメントとなったわけです。

それでも『シルバー仮面』という作品に触れるのは困難でした。
まずLDを買わねば!
というハードルが(笑
高校生くらいだったのでとても買えないし、限定ボックスだし田舎にそんな情報すら回ってこない。
そんなこんなで、シルバー仮面を『初見』するのがなんと20歳を超えた段階でした。
レンタルビデオでシルバー仮面が揃ったんですね。
ちょうど、怪奇大作戦とか恐怖劇場アンバランスなどからオレ的にはそのままATG作品や新東宝など社会派映画に走ってしまっていて
『今更シルバーか?』
くらいな失礼な感情があったんですけど、やっぱり甘美な映像を撮られる
『実相寺昭雄監督作品』
であり、避けて通れない作品でもあったわけです。
もちろん、アンバランスでとても秀逸な脚本を書いた市川森一などとにかく、見られるのであればみないと!
みたいな使命感に燃えて(笑

そうして、初めて。
生まれて初めて本編を見たのですが…

とにかくすごかった!
大人のドラマだった。
カメラアングルもどうかしていて(いい意味でですよ)とにかくものすごい大きな衝撃を受けた!

『これはLDを買わなければいけない!!』

と思って探したところ、BOX自体とうの昔に販売終了しており、かなりのプレ値で中古屋さんから購入することに…
それくらいしても後悔しない!
時分の中でそれくらい大きな作品になりました。

で、世の評価通りというか…
シルバー仮面は前半で腸捻転が起きるんです。
途端に子供向け番組へと大きな転換をしてしまうのです!

『なんだこれは…』

と絶句。
昔、たけしの元気が出るテレビで風間トオルがファンの前で『血管ピュー!』というギャグをやるという企画があって(笑
イケメンの風間トオルに熱狂している女性ファンを集め、サイテーのギャグを披露。
ファンの絶句する姿を放送するという(笑

全くその心境というか(笑

そっとそのままLDをしまいこんでしまった(笑

あれから十数年。
シルバー仮面ブルーレイ発売にあたり、なんと宣弘社様の仰天企画!
オールナイトでシルバー仮面を見る!
というイベントにお手伝いさせていただいて、さっと流してしまった
『シルバー仮面ジャイアント』
つまり、そっと封印してしまった(笑)後半を、オールナイトで、しかも超高画質で、しかも劇場で!(笑
見ることが来るとは!!(笑

しかし、大人になって衝撃だった…

ジャイアント編…

超面白かった!

ここで話が戻ってしまうんですけど、特撮って高尚なものだ!
という先代のファンに対しての嫌悪感。
実はオレ自身もそうだったのでは!
というのに気づかされてしまった!

ジャイアント編こそ特撮の良いところを詰め込んだ秀作だったんだ!
と。
確かに前半、最高に面白いですよ。
でも
『これ特撮じゃなくてもいいんじゃね?』
と言われたらそうだ。
そういう意味でも、特撮の良さを全開で振り切ったのはジャイアント編だった!
今頃それに気づくとは…

やっぱりね、娯楽は肩の力を抜いて楽しむのが良いんだな。
と。
それはきっと、おもちゃを作ってるオレにも言えることなんだろう。
あ、オレ、娯楽商品を作ってるんだと。
再確認。
高い商品だけど(笑
でも片意地貼らずにガシガシ遊んで欲しい。
というのも願いなのですよ。

さて、文章ばっかりでクラクラきてると思うので(笑)所持しているシルバー仮面グッズの一部を。

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ソノラマエースパピィシリーズのシルバー仮面。
このシリーズが面白いのはドラマが入っているんです。
と言っても本編を踏襲しているのかな…
というには程遠い(笑
でも、おそらく本編が始まる前に作成されていると思われ、そのプロットらしきものでお話が作られているのでは?
という部分は非常に歴史に残すべき商品かと思います。
時折、トラックダウンする前と思われる主題歌アレンジだったりで結構貴重だと思うんですよ。

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南村喬之氏による挿絵は圧巻です。

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サン企画のレコード。
これもドラマ入り。
サン企画はソノシート絵本も多数出版されていて全て揃えるのは困難かな?

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これはソノシートではなくレコード。
ジャイアント編に入りながらもピューマ星人と対決!
というおおらかな時代の商品です(笑

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シルバーの話ばっかりだったけど、アイアンキングも最高に面白い!
このソノシートのドラマは本犯が一貫して佐々木守氏の脚本だった番組だが、ソノシートは脚本が上原正三という面白い商品。
しかもドラマはかなり面白い。
当時青二プロだった元大御所がオールスターで演じられているのもこのシリーズの特徴!
手に入れて損のない商品だと思います。

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シルバー仮面大図鑑!
南村氏の圧巻の挿絵が燃える商品。
残念ながら状態の悪いものを安価で入手しました。
ソノシートもないんですが、南村氏が好きな自分として最高に満足です!

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こういう貴重なスチールが残っているのも本の良いところ。
なかなかデーターが残らない時代ですからね。
出版物は貴重です。

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このように商品展開も多く、肝いり企画であったのがよく分かります。
視聴率的にミラーマンに敗退してしまった形ですが、それでも全編を通して2度楽しめる作品であり、もっともっと若い人にも見て欲しいですね!

また、宣弘社作品の思い出は語りつくせません!

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2017年4月 2日 (日)

ファイル002 レッドバロンシリーズ

アーカイブファイルシリーズ002

宣弘社 レッドバロンから
レッドバロンシリーズです。

レッドバロンですが、製作はシルバー仮面よりも早く手がけていましたが、ロボということもあり、難航。

先にシルバー仮面が発売されます。

2011年6月にレドバロンがいよいよ出来上がります。

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シルバー仮面が非常に数字が悪かった。
ということもあり、次回はきちんと戦略しよう!
と考え、ショーケースを借りてサンプルを展示したり、当時最も熱かった模型のSNSを駆使したり、海外の宣伝用にフェイスブックを始めたりととにかくできる事をやりました。

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いまさらイベントなんて…
と及び腰の怪獣軒を焚きつけて…
と言ってもこのころの怪獣軒はお身体を悪くし、入退院を繰り返しておりシルバー仮面の原型の打ち合わせも病院の外出許可が出た時に打ち合わせをする…
という状況でした。
そんな中でスーフェスに出ましょう!
と言った手前、僕自身が怪獣軒の席に座り、レッドバロンのサンプルを飾って予約注文をとる。
という手法に出ました。

Red03

とにかくシルバー仮面の反省部分を踏まえて、顔のラインのみ塗装マスクを製作してもらい、あとはハンドペイントしました!
かなり大変な作業でしたら、のちに技術が向上したという面では貴重な体験だったと思います。
エアブラシというのもこの時期ようやく覚えて(笑)ソフビカラーの粘土質と戦いながら、重塗装というバージョンも発売しました。

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元々、成型色の『赤』というのはディーティールがどうしても死んでしまい、自分が意図したというか、頑張った(笑)モールドが見えにくくなってしまうんです。
が、どうしてもレッドバロンとして赤以外の決定版というのは劇中色なのでありえないので、なんとか赤で美しく見える方法はないかな?
と試した手法です。

Red05

おかげさまで、怪獣軒レッドバロンは大好評で想像以上のロングセラーとなりました。
ただ、そのたびに僕が色を塗らなければならないという(笑
こんなことなら塗装マスクを作った方が良かったのでは?
というのも後の祭りで、どうしてもそういう部分を予測して生産することは難しい、とおいうのがメーカーの悩みですね。

そして、レッドバロンシリーズはそれから約1年と半年。
2012年12月についに鉄面党ロボが登場となります。

Tolo01

トロイホースの登場です!
トロイホース自体のワックス原型は夏ころに上がっていたのですが、実のところ右腕のドリルがボトルネックで成型不能だったんです。
そのために再度右腕を作り直し、上腕部とドリルとをパーツわけし、逆にプレイバリューが増えた(笑)仕様として発売されました。

Tolo02

このトロイホースを製作する前に、マッハバロンを製作したのですが、ワックスに慣れていない上にヒケを泡に悩まされ、自分の思い通りにできなかった。
というのがあり、トロイホースで悔しさのその全てを注ぎました。
怪獣軒は未だに
『トロイホースのワックスはすごかった。あれは未だに忘れない』
とおっしゃってます(笑
それくらいマッハバロンでの悔しさがあったし、全てをぶつけてやろう!という気持ちで取り組みました。

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敵メカは売れない、というセオリーがありましたがなかなかの及第点。
おばけアイテムのレドバロンと比べたらそりゃ圧倒的に少ないのですが、しっかり利益が出るほどの結果でした。
また、トロイホースの原型展示をスーフェスで行った際、とある方がブースにいらっしゃいました…

『すいません、あべさんですか?ファンです』

といろいろお話をしていると、お名刺をいただき仰天!
ここで初めてメディコムトイの社長の赤司さんをとお会いすることとなり、以降怒涛のようにお仕事をいただくこととなります。
が、これはまたの機会に。
というか、『ファンです』って偉い方なんですから!普通にご挨拶いただければ良かったのに!偉そうに語っちゃいましたよ!という気持ちをそっと心の奥にしまいました(笑

そして、さらに…
時は2014年。
実に2年後。
怪獣軒レッドバロンをメディコムトイで販売できないか?
という打診を怪獣軒からありました。
という赤司さんからご連絡いただいて、実は僕の心の中では一つの心残りがあったんです。

それは
『レッドバロンをリニューアルしたい!』
という気持ち。
原型師として時間とともに、もちろん製作数が増えれば技術も上がります。
そんな中での原型師としての不満な部分をもう一度チャレンジしたい。
特にレッドバロンは最初のキーとなる作品だけにその思いはかなり強かった。
というのがありました。

そこで無理を言って新作原型でレッドバロンが登場します!

それがこのレッドバロンインターナショナルver.

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2014年10月に発表されました。
より劇中に近づけたレッドバロンとして製作しました。

Red002

最初のレッドバロンを作った時には資料不足だった部分を、DVDをコマ送りし、できる限りのディティールを再現しました。
気がつかなかったビスの部分などかなり調べ上げました。

非常に気に入っておりますが、かと言って旧レッドバロンがどうというわけでなく、全く違ったベクトルで商品ができたと思います。

ちなみに、旧レッドバロンはこのリニューアルバージョンが出るにあたって生産を終了しましたが、2016年の宣弘社テレビコンサートにあたり一度だけ復刻生産しております。
こちらも生産終了、在庫ある分で終了となりますのではしもと玩具店様にお問い合わせください。

さて、やっぱりソフビはガシガシ遊ぶもの。
レッドバロンだけでなく敵メカが出たというのは奇跡的だと思うし、だったら遊ばないと損!(笑

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旧レッドバロン重塗装とトロイホース重塗装の対決!
絵になります!

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リニューアル版との対決は劇中版に近づけただけあってまるで本物のよう!
やっぱりソフビはこういう遊び方が楽しいですね!

では、次回のファイル003ではピープロ特集の予定です!

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2017年4月 1日 (土)

ファイル001 シルバー仮面シリーズ

突然ですが、ブログをリニューアルいたします!

今までのようなフリーダムな感じではなくなりますがどうぞよろしくです。
基本、色々とご質問が多い

『今までどんな作品があったの?』

という、ものすごいペースで作っているオレの作品に、ちょっと気を気を抜いたおかげで何が出ているのかわからなくなってしまう。
そんな方々のためにアーカイブしていこうかと思ってます。
というのも、今までは新製品をご紹介していくつもりが、当ブログは非常に文字数が多く(笑)書くのに非常に時間がかかるために一番情報が遅いという本末転倒なことが続いておりました。
であれば、ツイッターのように刹那的に流れていくものよりは長くWeb上で閲覧していただけるブログ形式の特徴を生かしてアーカイブ的な使い方が一番なのかな?と。

そんなわけで、一番早情報はツイッターの方で(笑
そちらの方が、作家としてフリーダムな発言が多いので面白好きの方はそちらで(笑

あべ♨︎とおるtwitter

さらには面白かった作品、オススメ作品やグルメに目覚めたオレの食い道楽を強引に聞かされるという拷問もあるので要注意ですよ!(笑

ではリニューアルした『あべ♨︎とおるの作ってなんぼ』スタートです!!

第1回『シルバー仮面シリーズ』

アーカイブシリーズ第1弾となるのはもちろんシルバー仮面。
怪獣軒より2010年に発売されました。
2009年夏ころにワンフェスにて当日版権『ミニ合体アストロン』のレジンキットを発売した際に、盟友怪獣少女のおおさかさんから

『ソフビの原型をやってみませんか?』

ということで怪獣軒を紹介してもらいました。

そして、2010年4月、ついにシルバー仮面でデビューします!

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Sil02
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同時に二期カラーも発売されました。

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当時品を踏襲したカラーです。

当時はソフビブームもすっかりさっていた時代だったのでほうんとうに売れず、イベントでは2個(!)という結果にがっかりして帰宅したのは未だに強烈に覚えてます。…


またシルバー仮面シリーズは2012年7月にキルギス星人も製作しました。

Kil01

Kil02
Kil03

元々シルバー仮面シリーズはヤモマークの土岐さんが造形をされていて、僕のシルバー仮面はその土岐さんのものよりもかなり大きく29cmほどありました。
というのも、僕のシルバーよりも先に他の方の原型でタイタン星人が進んでいましたが、それが30cm近くあり、それに合わせて欲しいという事でした。

しかし、やっぱりおおきいね!って話で(笑
キルギス星人でまた大きさを戻しました。
約26cmほどです。

このキルギス星人、3種ほど色変えがあったかと思います。
(すいません、これしか残ってません)

敵がいるということはソフビの醍醐味ですね!
遠近法を使えばめっちゃ楽しめます!!(笑

Kil04

そのまま長らくシルバー仮面は金型の行方が分からなくなってしまい、大探索!
宣弘社様と偶然お会いすることができて、宣弘社テレビコンサート時になんとかアニバーサリーのシルバー仮面を出せないかな?
とも猛烈にに探した結果、見事発見!
せっかくなのでクリアーにしよう!と!!

Silo6

Sil07

添付されたカードを切り抜いて差し込むと、変身シーンも再現!

Img_0122

モールを入れ替えればカスタム品もできる!
という売りで販売。

Sil

では、今回はデビュー作シルバー仮面と付随したキルギス星人のデータフェイルでした!
次回はレッドバロンシリーズでお会いしましょう!

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