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2017年4月12日 (水)

ファイル003 ピープロシリーズ

アーカイブシリーズ第3弾!

ピープロシリーズです。
僕が一番最初に手掛けたのが電人ザボーガー。
井口昇監督がメガホンを取ったリメイク版です。
休止していた怪獣軒が新たにスタートし、シルバー仮面・レッドバロンを経て第4弾として。
僕のソフビ原型としては3作目となります。

『電人ザボーガー2011』

Img_1832_2

とに書く、これだけの塗装が必要なのでハンドペイントだけでは苦しい、となってお手製マスクを製作して乗り切りました(笑

ものすごく大変だったのでもう2度とやりたくない(笑
それくらいしんどいソフビでしたが、僕自身も原型師としての評価が飛躍的に上がった作品として忘れられない作品です。
もちろん、しっかりと販売数字も上がって来てます。

さて、ここからソフビ作れんじゃね?
ということでおおさかさん主催の『怪獣少女』で『当日版権』というシステムを使いソフビ製作を始めます。
初めは次の機会にお話ししますが、今回はピープロ編ということもあって
『怪獣少女第2作』
となる
『鉄人タイガーセブン』
です。
ここでは色々新しい環境で製作してます。
まず、怪獣軒とは別の金型屋さんにお願いしました。
ロウが違うのでちょっと困惑しましたが、だいぶ慣れてきて格段に技術も上がって来たと思います。

『当日版権』というのは『ワンダーフェスティバル開催中の1日だけ販売して良いですよ』という特殊な許諾システムです。
おもちゃというのは漫画と違って『元の作品のイメージを損ないかねない』という側面を持っていて、また高価であり場合によっては大量生産もできてしまう。
だからこそしっかりと版権元の監修を受け、1日だけ、作品を盛り上げてもらうためにも寛大に許していただけるシステムです。

とにかく、一般版権ではとても販売できないような、いわゆる趣味の延長で製作しよう!
プロの現場じゃないんだし!
ということで、まだソフビブームというには程遠かったので売れる目算がないものは当日版権でやりましょう!

とおおさかさんと意見が一致。
じゃあ何やるの?といったら
『タイガーセブンやったら本望だなあ』
というおおさかさんの意見を汲みタイガーセブンを製作。

Img_1828

2012年夏にタイガーセブン
2013年夏に犬原人
2014年冬に鼠原人
とタイガーセブンシリーズをリリース。
タイガーセブンはファイトグローブ版もリリース。

Fight5

革を裁縫で縫いつけました。
鼠原人は販売時、60年ぶりの大雪で大変な思いをした思い出があります。
この流れを見る通り、ソフビ製作も慣れて来て鼠原人を絶頂期にリアル志向が加速度に増しているのが見て取れます。
この鼠原人ともう1体、この2体はレトロとしては極限にリアル寄せした到達点だな、と今でも思います。
今取り出しても我ながら惚れ惚れする仕上がりだと思います。

怪獣少女のピープロシリーズはここで終了します。
本当はもっとやりたかった部分もあるのですが、やっぱりあの大雪で色々と体感的に変わってしまった。
というのが僕たちの中にありました。

と言っても、怪獣少女はまだまだ挑戦を続けて行ったというのは後年、僕が会社を立ち上げるに至っても前向きな姿勢は引き継がれていると思います。

さて、ここで大きな転換期を迎えます。
メディコムトイでの仕事をいただく、という出来事がありました。

2012年秋頃に前回のブログでも触れたメディコムトイの社長・赤司さんと初めてお会いし、そのまま初めてのお仕事の依頼が来ます。
それはソフビの台紙とヘッダーを描くという絵の仕事でした。
この仕事が終了した時に

『原型をお願いできませんか?』

というお話をいただく。
それがなんと…
パイロット版スペクトルマン!(笑
ということで2013年4月にハイパーホビーにて大々的に発表されました!

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実は初めての仕事、というのとは別にすごく気に入っている作品です。
なんか、すごくかわいいじゃないですか(笑
楽しい仕事だったし、気に入った先品にもなったしでこれがターニングポイントになった作品というのも実に僕らしいかな?って(笑

手足はマスダヤのスペクトルマンを流用しているので僕の原型は頭とボディーだけです(笑

ということで、今回も敵キャラがいるのでイメージ画像でお別れします。
次回のアーカイブシリーズは『サンダーマスク』の予定です!

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タイガーセブンは役者さんの南條さんにサインをいただきました!

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