本の話

2007年6月16日 (土)

第1回 ○○大全を読む!

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…ナマステッ!


…しかしあれだね。

暑いね!

さて、忙しくて忙殺されそうな今日このごろ。
忙しすぎてにも出来ねえす。
出来ることといったら、移動中の読書。
仕事しながらのDVD鑑賞。

ナマステ!

そんな訳で、いい機会だっちゅうこつで、溜まりにたまった読書をした訳です。
大量に読んだ訳です。
コレくらいしか楽しみがねえす。

そんな中『イナズマン大全』を読破。
僕にとってフェイバリットなこの作品なんですが、正直言うと『F』の方にやられている訳です。
僕の3大特撮マイフェイバリット作品の一つでもあります。

まあ好きなんだから仕方がない。
そりゃあもう最高な一冊でしたよ。
もちろん、イナズマンとイナズマンFとの相違について、様々な方向から迫る部分は圧巻でやしたが、やはり関係者の証言はいつ読んでもオモチロいですねえ〜

イナズマンと聞いてもあまり思い入れなない方が多いでしょうが、かなり異色作なので是非みて欲しいですねえ。
特に『F』。
メインライターが上原正三というだけでなく、今をときめく長石多可男が助監督として参加。
かなりアイデアを出していたようですね。

いやもう鼻血でそうっす。

そこで、ボキが強烈にそそったのが音楽界の重鎮『渡辺宙明』のインタビューだ!

実は、僕の中での渡辺宙明の最高傑作は『イナズマンF』の『イナズマンアクション』だと思ってるんです。
素晴らしいんですよ。
なにがって、ほとんどアドリブで繰り出される音のハーモニーがこれほど絶妙に絡み合ってとても美味なんですねえ。
聞けば聞くほど味が出ますよ。
それでいて、とんがっていてカッコイイ!

もともとクラプトンだってクリームの頃が最高だ!という偏屈な僕にとって、このとんがった感じは最高だぜ!

で、その辺の作曲に関するエピソードなんかを聞いてるとやはりこのイナズマンに関する音楽には意気込みと思い入れを感じるんですよ。
イナズマンは最高の曲だと。
しかしそれを当時のスタッフは理解できず、腹が立ってスタジオから帰ってしまったこともある…
なんてこと聞いたらそりゃあもう…

尊師ですよ!
渡辺尊師ですよ!
そんなとんがったはあなたは尊師ですよ!

僕としてはこのイナズマン〜グレートマジンガー〜キカイダー01あたりの曲はとんがっていて好きだ!
世の中の人はそれがわからんのですよ。

まあ、でも確かに完成度としては渡辺宙明の最高名盤『バトルフィーバーJ』と『スパイダーマン』であることにはちがいない。

でもね、僕はこのトップに立たない所もいいんですよ(不謹慎ですが…)
この素晴らしい曲達は僕にだけわかればいいんです(笑

そんな梅雨な晴れ間の五月晴れ。

漫画でも描くか…

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2007年3月16日 (金)

今更ながらおすすめ!

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『円谷一』という名前を聞いてどれくらいの人が反応するでしょうかねえ…
少なくとも僕は本格的にウルトラシリーズを見直した頃なので14〜5年前くらいなのかな…

まあ簡単にいうと『ウルトラマンを作った男』の最重要人物ですよ。

それまでファンタスティックコレクションでしか詳しく知り得る書物しか持ってなくて…
その割に、実相寺監督等人気の方々の記されているものはたくさんありました。
しかし、確実に『帰ってきたウルトラマン』『ミラーマン』で僕の目には強烈に写っており、どんな人であるのかというのはずっと気になっておったわけです。

で、この『円谷一〜』は膨大なデータをまとめ考察し、さらに数々の方々の証言をふまえ、あたかも僕自身がその現場=円谷一という人を遠巻きにみているような感覚にさせてくれた…

作者は白石雅彦氏。
『帰ってきたウルトラマン大全』『ミラーマン大全』等でマニア達をうならせた新世代のライターだ!
…と言いきってしまうのは語弊があるかな?
シナリオや操演などマルチに活躍されている方です。

とにかくその膨大な資料収集・考察・そして実に的を得た取材によって生み出される文章は、まるでデジタルで物を捕らえたかのように客観的に文章を書かれている。

この『特撮番組』といういわば『ジャリ番(子供番組)』ができるにあたって、TV創世記という根幹的部分から始まり、多角的に円谷一という人を浮き彫りにしていく。
これほど様々な角度からとらえ、構成していく作業は他の追随を許さない。
それは、帰ってきたウルトラマン大全やミラーマン大全を読んで悶絶したファンならその偉業がよくわかると思う。
しかし、この多角的な視野によって円谷一という人が浮き彫りになっていくさまは、まるで分厚い氷を丹念に削りだし、二度と掘り出されることのない遺物を発見するようで、読み出すとページをめくることを止めることができない。

特にこの円谷一〜に関しては、ひたすらデータと証言による考察に徹しており、まったく著者の感情は見えない。
しかしその客観的視点が、僕に円谷一という人を読者に想像させ、感じさせる…

つまりは、へたに著者の感情論が入らないおかげで、読者自身が自由に円谷一という人を想像できるのだ。
しかしながら、それは巧みに白石氏の抜群の構成によって引っ張られているのであり、そのまるで物語のようなレポートについつい引き込まれてしまう。

今読み終えた感想はと言うと…
中学時代の初恋の人…シャイで話ができず、遠巻きに見ることしかできない。
そして交流も持てず卒業し、10数年ぶりの同窓会で

『ああ、あいつ何年か前に死んだよ』

と告げられたような、そんな感覚に陥ってます(笑

そんな感情を抱かせる本書は、研究書の粋を超え『文学』にまで登り詰めている名著だ!

コレを読んだらまたウルトラQとウルトラマン・セブンを観たくなったw
あ、もちろん怪奇も帰マンもミラーマンもね(あ〜…大変だ…)

また興味を持ってこの本を手に取った方々もこの本を読んだあとにウルトラシリーズを観れば、また違った味わいを感じることができますよw

だいぶ前にアフェリエイトしてたんですけど、今回やっと日記にお勧め分を書きました。
さあ!みんなで読もう!

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2007年2月20日 (火)

今更お勧め!

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…さて、今更ね…
今更なんだけど、少年時代に味わった素晴らしい思い出にであうことができましたよ。

それは、『マルサン・ブルマァクを生きた男』読んでいた時です。
もう数年前に文庫本ででていたようなんですが、僕はハードカバーの本を買い、なかなか読むことができなかったんですが、今回完読しようと決心。

いや、素晴らしい本です!
久々身震いするくらい面白い本でしたよ。

この本を読んで強く感じることがありました。
『キャラクター商品の流動性の激しさと短命さ、そして難しさ』ということです。
以降ネタバレがあるのでこの本を読んでみようという人はyahoo!動画でも見るといいよ。

本題。
もちろんマルサンと聞けば始めにでてくる言葉はほとんどの人が『怪獣のソフビ』ですよね。
この本は、それ以前の話から始まるんですけど、やはりキャラクタービジネスが確立しておらず、激走のさなかにもがき苦しむ男達の話が一番の見所といえます。

まあ、その一節に僕の思い出を一気に沸き上がらせる部分があったので、あらすじなんかを書いてしまします。


地道に商品開発を続け、一大企業に成長するマルサン。
業界が鉄腕アトムで成功を収めたマーチャンをやらなければこれ以上の成長がなく、ゴジラシリーズを手がける。

業界は『こんな気持ち悪いもの売れないよ』というが大ヒット。
それを機にウルトラQの版権を申請しに円谷プロに行く。

円谷一曰く
『この商品でマーチャンをする人がいるとはねえ』

しかし関連商品は大ヒット。
ウルトラマン・セブンと続くが、スポ根・妖怪ブームに負け、さらに先行投資が響き倒産。

それはウルトラブームに乗じて商品を生産しすぎ、突然のブーム終焉に大量の在庫を抱えてしまったことだ。
その商品の末路はバッタ屋行き。

そして、満を期してブルマァクを立ち上げる。
順調に売り上げを伸ばすがまたウルトラシリーズ手がけることに…
マルサン倒産を反省し堅実な生産・販売でマーチャンも成功。
第一期シリーズほどではないが売り上げを伸ばす。

しかしミラーマンの登場で事態は急変する。
業界では『緑のカラーリングは売れない』ということが定説となっており、生産を押さえた。
しかし予想を反して大ヒット。
この予想外の出来事に生産拡大。
もちろんパチを売る隙間を与えないという目論みもある。

しかし、地方出張で子供達からのリサーチである恐るべき言葉を聞く。

『ミラーマンは面白くない』

このことを重大なことと捕らえ工場に生産ストップを出すも、順調にに売れているミラーマンが人気がないという説明を誰も信じない。

そして事態は深刻化する。
突然売れなくなったのだ!
在庫は15万個ほどあったという。

この在庫をなくすため見切り品というマルサンで味わった屈辱をまた味わうこととなったのだ!


…でね。
このミラーマンのソフビをくじの景品にしたらしいんスヨ。
30円引きのくじで。
ほら、昔あったじゃないすか。
一等がやたらいい商品で、カスの方はもうどうしょうもないやつ。
くじは短冊を片方で束ねてあって、引っ張るやつですよ。
あれってくじ専門の駄玩具工場があって、いろんな工場からいろんな商品を集めて台紙に貼付けるんすよね。

その景品工場ににミラーマンのソフビを売ったらしいんすけど…

買い取り一体5円だってよ!
350円のやつが!
交渉してやっと7円で買ってもらったらしい。

悲しすぎるぜ!
おれが100体5万円で買ってやるよって言いたい!

ところがね…
この文章読んで、つま先から頭のてっぺんに血が逆流したよ!

だってさ…

おれ、このくじ引きまくってミラーマンのソフビを集めまくったよ!
しかも!
あのくじってちょっと開くと番号が見えて一発で1等を当ててたよ!
簡単に言うとズルだYO!

………しかしウルトラマンエースって当初『ウルトラエース』って企画だったじゃないですかあ。
アレって新生マルサンが既にウルトラエースで登録商標とってたらしくやむなく名前を変えたみたいね。
ウルトラエースってあのパチソフビのね。

…世の中複雑…とズルを誤摩化してみましたw

美しい思いで…のはずだったんですが…


バイナラ県

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