漫画の話

2014年12月27日 (土)

2014年総括!みなさん本当にありがとうござ…略

ドゥルリヤ〜………ワッ!

ついに、2014年も後僅かになりました…
みなさん、もう仕事納めかな?

僕は年の瀬も新年も珍念もありません!

というわけで、今回が今年最後の更新になるかな?

改めまして、2014年。
非常に飛躍出来る年となりました。
これも一重に皆様方の温かい応援のおかげであります。

厚く御礼申し上げます。

なんと、世に出たもの、出なかったもの(笑)ワックス転換も含め実に30体を超える立体物に携わる事が出来ました!
本当に幸せ者です。

来年は、さらにその倍の作品を手がけられるようにがんばります!
嘘です(笑

さてさて、本年最後なので、今年の総括を…

と思ったのですが、まだまだいつも通り(笑
ほんとは2014年オレオレエキシビジョンの予定だったのですが、そんな悠長な事はしてられないよ!

まず、コミケ参加します!(そこかよ…笑)

なんとこの期に及んで新刊をだすというバカな子のオレ。

マジで新刊出します!!

D1

バカだねえ〜
バカだよねえ〜

フルカラーだよ?
しかもA4というビックサイズ!
いや、B5よりA4の方が印刷代安かったんや(笑

以前も出した同人誌の改訂版。
ペーズ数減っちゃったんだけど、フルカラー!
やっぱフルカラーでみたいよねえ…

で、オレバカだから(笑
ソフビの売り上げをつぎ込んだという(笑
ばかだねえ〜

まあええわ。
中身はこんな感じ。

D2

メッチャええで!

売れなかったら破産や!
年末年始はコ◯キや!

年を越せずにルンペンになっていたら指差して笑ってやってくださいな!

そして、本当にオレはバカな子なのか、メッチャ忙しいのにゲスト参加。

D3

うるとらわいるど7氏の本でやっぱりパピィの話描いた(笑

何やってんねん?
って話なんだけど、こういうね、アマチュア活動は楽しいのよ。
プロの仕事はいろいろすり減るんで(笑)ガス抜きしたいのよ。
これ非常に大事よ!

そして、怪獣少女のこれ。

D4

いや、1枚だけ絵を描いたんだけど(笑

これね。

D5

28日 西1ホールよ-41a怪獣少女 と東ポ23bボトムズギルド
30日 東ノ05-a 懐かし屋

初日はボトムズギルド、3日目には懐かし屋にいるよ!
コミケに来る方はよってみて!

ではアマチュア活動の話はここまで(笑

ぬくぬくした毎日に、ピリリとしたこいつが届いたよ!

R1

わああ!
ライジーンや!
ライジーンの見本が届いたぜ!

R2

早速バリッといったよ!
成型見本が届いたとき、成型が薄かったせいか足が伸びてしまっていて
『おや…』
と思ったんだけど、やっぱり本成型は違う!

メッチャええやんか!
すげえ!

ちゅうか、写真くらいまっすぐ撮れよって(笑

R3

ラーイ!

ラーイ!ラララララーイ!(谷村新司調)

R4

いやあ…たまんねえなあ…
ブルッと来るね!

01

揃ってくるとホントにええ。
そうだ!
次のワンヘスはロボ展示特集をしよう!

そんな感じで(笑

さてさて、以前からずーっと考えていたんだけどね。
その低価格でなんとかソフビを作れないか?
と。
以前に記事を見ていただければ分かりますが、ホントにいろいろと試行錯誤しております。
まあそんな事もありながら、試験的にこんな物を作ってみた。

Ken1

いやあ…
かわいいね!

え?
何これって?
え!
知らないの!!!???

これだよこれ!!

Ken2

スーパーケンだよ!

スパーケン知らないの???

…まあええわ…

スーパーケンですわ。
怪獣軒のマスコットとして何か出来ないかなあ…
と考えましてね。
といっても、このスーパーケンは別に怪獣軒にデザインを買ってもらってるわけでもないので、オレ権利なんだけど(笑
つまり©URUPACIね。

こいつを作ってみようと。

Ken3


へえ〜…
こんな顔してたんや…

ってオレがデザインしたんだけどね(笑

Ken4

さっとここまで造形。

おやおや?
ええんちゃうかな?

Ken5

おおお〜!
なんかええ。
ええんちゃうかなあ…

そうだ!こいつを乗っけてみよう!

Loy1

プッ!
めっちゃええ!
おもろいわ…

そこでオレは名案を思い付いた…

思い立ったがすぐ吉日。
すぐやるオレ。
他の仕事そっちのけでやるオレ。
しゃーないやんか、そういう性格やねん。

で、こんな物が…

P1

なんかよくない?
よくなくない?
よいのかよくないのかよくなくない?

とにかく権利許諾してもらえそうな物を一気に作った。
いや、これはおもろい!

行けるんじゃない?

以前からおおさかしゃんと考えていたシリーズ。
『そふといシリーズ』
といういか、オレ的には『ポリ』という名前をどこかに入れたい(笑
ポリじゃないんだけど、響きが好き(笑

行ってみよう!

人気投票!
そふといエントリーナンバー1番!

ロイヤリティーマン

Pori1

エントリーナンバー2!

シルバー仮面!

Pori2

エントリーナンバー3!

スーパーケン!

Pori3

エントリーナンバー4!

宴会帰りのオッサン!

Pori4

エントリーナンバー5!

王様!

Pori5

エントリーナンバー6!

島田歌穂!

Pori6

ちなみに、みなさんの意見は一切無視して(笑)オレの独断と偏見で商品化を目指します!

来年はこのシリーズができたらいいな!

ではみなさん、良いおとしを!!!

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2014年6月14日 (土)

ポセイダー許諾!とたまには漫画

着々と進むワンヘス準備…

もうすぐ写楽くんの金型が出来上がり、そして…
ついに許諾が出たよ!
ポセイダー!
ん?
ちゃうわ。
コセイダーの再版許諾!
と、ポセイドン!
まあ、ポセイダーっちゃあポセイダーなんだけど(笑
いやあ…よかった…
が、ホントここからが大変…
ひとまず写楽くんをお願いした時に『許諾待ち』という形で残り二つあります!
と金型屋さんにお伝えし…
またこの微妙な製作日程を伝えながら成型屋さんにも先にお願い。
いやあ…ホント毎回ドキドキです…
とある有名なメーカーさんは本当に、こういう段取りをするのは大変…
といつもおっしゃっていて、『あべさんはよく嫌がらずに出来ますよねえ…僕なんか嫌で嫌で…』
と漏らしてしまうくらいで(笑
ホントにね、段取り組むのって大変で心折れそうになるんですよね…
特にワンヘスのような過酷なスケジュールを工場に頼み込むとか、そういうのけっこう気が引けると言うか…
無理なお願いですからね。
ほんと、大変です。
出来れば僕だって誰かにやってもらいたいよ!
と心の中にそういう事はしまいつつ(笑
まあ本当に、工場のみなさんが快く引き受けてくださるので、なんとかスケジュールを組んでおりますw
さてさて、そんなわけで。
大体こういう場合、許諾を待っていてはまったくワンヘスに間に合いません。
ので、先にワックス作業を完成させておきます。
例えば、そこで監修があり修正があったとしても、すぐに対応できるようにしておかなければソフビは『当日版権』という過酷な時間をこなせないので、先に進めておきました!

とにかく、ワックスを削る!磨く!
001
ちょっとモールド掘りすぎちゃったんで、ベンジンでならさないとね!(笑
工場によって使用するワックスが違うのですが、僕はお願いしている金型屋さんと怪獣軒がお願いしている金型屋さんは別でして、そうなると使用するワックスも違います。
こちらのワックスの特徴は、ヒケが大きいんですね。
大体、1〜2%くらい小ぶりになります。
まあ他のワックスでもそうなんですが、単純な形はヒケ。
複雑な形は歪みも発生します。
他の原型師さんなんかそういう部分をどうクリアしてるのかなあ…
僕はほとんどワックスで修正してるので、わりと原型はラフで作るんですよ。
結局ワックスで全部歪みも引けも修正せねばならないんで…
といっても、監修なんかがあるからきちんと作る時もあります。
が、その場合は原型のフィニッシュ+ワックスのフィニッシュと2度手間と時間が取られてしまうので、原型を多少あきらめております(笑
どうなんだろうなあ…
もんなその辺どう作業してるんですかねえ…
002
そんな思いとは別に、着々と進むポセちゃん。
003
この段階でも原型から数%縮んでます。
また表面も計算しがたいような歪みやヒケがあるので、全体を削り落としてます。
004
あとはね、ゴミや気泡をチマチマとつぶしたりして行きます。
ワックスは引けるので画像のようにこんもり盛り上げてあとで削ります。
なんかリベットみたいでかっちょいい?
005
そして顔!
耳が歪んでいたのでカットして盛りつけ!
そして一番苦労したのが口!
僕がね、認識していた口の両端が原作をよ〜くみると違ってたのね。
基本結んだ口ってシワが下向きなんだけど、ポセちゃんって上向きなんよ。
で、上向きにするとこれが薄ら笑いしているようなバカな子になってしまうんですよ(笑
でもね、横山センセの描くポセちゃんはしっかり口を結んでるわけ…
しやあそれから1時間かけてああじゃないこうじゃないってたった1本の線を何度も何度も引きなおして(笑
で、なんとか心行く口が出来ました…
ホッとしましたよ!
006
こんな感じになりました!
まだちょっと口が歪んでるんで修正!
ついに金型屋さんに送りました!
間に合うか?
がんばれポセちゃん!
あとは運を天命に任せつつ。

ここからは唐突に漫画の話。
先日、おおさかしゃんと飯を食いに行った時の事。
なぜかカムイの話になりましてね。
あの白土三平の。
で、カムイと言えばあまりみんなに真剣に聞いてもらえないんですけど(笑
カムイ外伝はオレの心の3大漫画の一つなんですよ。
『イヤそれはあんたがお勧めするにはメジャーすぎんだろうが』
といつもサラッと流されてしまうんですけどね(笑
でもそれは大間違いですよ!
面白い物にメジャーとかマイナーとか、そういうの関係ありまへん!
しょーがないじゃん?
カムイ外伝好きなんや!
と言ってもですね…
実はこのカムイ外伝と言えば初期の小山春夫が担当した少年誌の部分と、岡本さん(だと思いますが…)が担当したビックコミック版の劇画と大きく二つに別れるんですね。
で、たいていの方が少年誌版のファンで(笑
劇画になったら一気に読まない…みたいな。
といってもやっぱり『スガル』までは読んでいて(笑
当然僕もそうでしたよ。
スガルと言えば九ノ一の抜忍で…
それだけで花がありますが、なんといってもカムイの得意技
『変異抜刀霞斬り』
が破れてしまうんですね。
で、『十文字かすみ崩し』という新たな技が生まれる。
劇画でありながらも少年誌テイストがちりばめられている名編でもあります。
で、おおさかしゃんに聞いてもやはりそこまでは読んだ。
と。
まあ僕もそうだったのであまり大きく出られないのですが(笑
しかしね、カムイ外伝の真骨頂はこの後にあるんですよ!
『はんざき』も名編なんですが、やはり黒塚のお蝶が登場してから舞様の辺りまでが本当に漫画の金字塔と言ってもいいくらい素晴らしいんですよ。
この辺割りと大人になってから読んだんですが、もうとにかく涙が止まらない。
是非読んで欲しい!
とにかく意地悪なおばさん…
顔に大きなアザがあるためにやさくれてしまい、細かい悪さばかりする黒塚のお蝶。
カムイに悪さし続けるも上手くいかず、気がつくとカムイにギャフンと言わせるのが生き甲斐に…
みたいな、意地悪なんだけど憎めない(笑
で結局、カムイに命を助けられるんだけど、それでも腹の虫がおさまらなくて(笑
カムイの後を追っかけ回していると…
モモカという少年と出会い、その少年とふれあう事でどんな苦界に身を落としても幸せになろうという気持ちに変化する…
が、世間はそうはさせてくれない…
本当にね、素晴らしい作品ですよ。
こういうのが埋もれてしまうのが残念だなあ…
まあ、絵が取っ付きにくいもんね(笑
でもこの黒塚のお蝶の一連の作品は、気がつくとこの絵でないと行けない!
というくらいのめり込める作品なんで…
結構コミック的な表現も多いんですよ。
黒塚のお蝶がコミカルなキャラクターだけにちょっと小笑いしてしまうような部分もあったり(笑
たまにね、こうやって思い出して少しでも多くの人に知っていただけたら、少しでも、本当に少しでも興味を持っていただき、そしてその数%の方々でもいいので読んでいただければ、素晴らしい作品は語り継がれるのではないかなあ…
とまるで小学館の営業のような(笑
そんな締めで今回は締めさせていただきます!
画像は、ビックコミック刊の物を売っぱらって新たに買いなおした文庫版(笑
いや、オレこの表紙が好きでたまらんのですよ。
01

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2014年1月22日 (水)

注:今回は漫画のお話だよ!(造形、ソフビの話は一切ございません)

まあこのワンヘスが近いという時に…
未だ作業をしてないオレ。

大丈夫?
大丈夫だと思うよ。
きっと、まわり方々の方のが青ざめてるかもね!

まま、造形とソフビの話を期待した方々はスルーしてくださいな(涙

うむ!
こんな時だからやろうじゃねえか!
漫画を描いたよ。
マジで!

1週間で20pとか。

漫画って言っても同人誌や。

『同人誌?仕事しろよ!』

と方々からお叱りの声が聞こえそうな…
まあええやん。
同人誌の何が悪いねん。

取り合えす過去の物らしき物はピクシブでちょっとだけ観られます。

ピクシブ

いや確かに同人って好き勝手できるからね。
プロはそういうわけにはいかない。
きちんとした打ち合わせ、流通。
そういう物に乗った物がお仕事ですわ。

さらに『同人誌』というフレーズを聞いたら真っ先に思い浮かぶ言葉…

『エロ』

そして

『2次創作』

だよねえ…
特にワンヘスと違って版権を許諾してもらって本を頒布するとか、そういうのが無い自由気侭な(といえば聞こえはいいが)本ですよ。
作りたければ作ればいいし、やめたきゃやめればいい。
2次創作だからその漫画のシチュエーションだけ描けばええんや。

でもね、みんなそれは違う。
ちゃんとオリジナルだってあるんだよ。
莫大な市場にふくれあがったのがこの『エロ』『2次創作』であって『オリジナルの作品を発表したいんや!』というのもきちんとあるんやで。

『でも同人は同人やろ?』

そりゃそうや。
でもね、数々の文豪だって元々同人誌を作って自分たちの作品を広めたんだぜ。
今や漫画も『プロ化』してしまいそのノウハウに乗っ取った物が流通に乗る事が出来る。
言っても60年そこそこの歴史しか無いけどね。

まあしかしだ、もう何年も前から漫画の危機は言われております。
僕も一時はプロとして雑誌に連載していたのでそういう部分は肌で感じてました。
まあ、最近は盛り返してきたと感じはあるよね。
ワンピースとか進撃とか、そういう業界を引っ張る作品があって、盛り上がる事こそ大事ですw

しかしね、漫画というのはほんとに娯楽としての地位が低くなってきている感があって…
というのはみなさんも感じているでしょう。
いや、以前が大きすぎる市場だったんでしょうね。

いや、漫画はね、娯楽として決定的な致命傷ががあるんですよ。

…それはですね…

『ながら』ができない。

漫画ってページをみて、台詞を読んで、次のページをめくる…
この一連の作業が必要なんです。

え?たいしたことないじゃん?って?

いやいや、来れ他の事しながら出来なんですよ。
TV(DVDとかもね)とか音楽って何かしながら聴いたり見たり…
でも漫画は違う。
読者にアクションを強要するの。
漫画と向き合って時間を共有しないと漫画って読めないの。

だからね、造形の仕事が入ってしまうようになったオレは、もう既に3年近く漫画という漫画を読んでない。
でもDVDは観る。
音楽も聞く。

その結果…
オレ漫画が分からなくなっちゃったの。
今の漫画。
今の漫画って、何かしらの共通知識が必要で、それが分からないとお話が分からない。
悪いいいみで『同人化』しちゃってるのね。
ここで言う『同人』というのは『2次創作』の事で、つまり元ネタがあってそれが分からないとお話が分からないの。
その元ネタが何かのストーリーだったりお約束だったり…

ずっと漫画を読んでる人でないととても入れない。
それは今のライダーでもなんでもそうなんだけど、もう新規顧客を取り入れるのをあきらめたんじゃないか?って思っちゃう。

…ああ、なんか話がそれたな。
まあそんなわけで、漫画業界もみなさんが思っているほど華やかでなくてね。
凄い人は凄く、そうでもない人はそうでもない。
かなりシビアな世界です。

で僕がなぜ同人を描くか?というお話。

まず、大前提に『お話で表現したい』
という思いが強い。

『じゃあプロでやれば?』

という意見もごもっとも。
でもね、みんなプロって大変よ。
必要な物が多すぎる。

まず才能。
次に運。

この二つが無いとダメなのよ。
それも人とはビックリするくらいかけ離れてないと行けない。
まあそんな事つらつら書いてもしょうがないから(笑)

話を進めます。
とにかくね、漫画家になるのって意外と簡単なの。
いや、そういいうといろいろ反感を買いますが(笑)本当です。

漫画家になるのは簡単です。
なるためのノウハウがあります。

というのは、漫画家になる=雑誌に作品が載る。
これ大した事じゃないのよ。
編集や編集部のフォーマットに乗っ取った物を作ればいいの。
いろいろ段階があってね。

新人賞を取る→企画を出す→デビュー

という簡単なプロセス。
もちろん、この事が分かるまでが大変なんだけどね。
分かれば大した事じゃない。

ただここからが大変だ…
問題は読者アンケートだ。
アンケートの票が悪ければ次がまごつく。
編集からGOサインが出たから次も描けるわけではない。
考えてみて欲しいが『編集者という少ない読者』相手に作った企画が『大多数の読者』の共感を得られるとは限らないのよ。

そうなるとそこからが大変だ…

半年後(年に2回の雑誌の連載入れ替え)の企画のための打ち合わせ。
企画に落ちる
また半年後の打ち合わせ…

そう、そうなると年に2回のチャンスを巡って、企画が通らなければ1年を棒に振ってしまう。
でも天才はそういうの簡単にこなすのよ。

で、おれはそこ間では行けたんだけど、やっぱり天才じゃなかった。
もう堂々巡りが見えていたの。
だって、編集者が欲しいのは若い力なんだよ。
流行を作るからね。
一流作家と若い力さ。

オレなんてカスみたいなもんな訳。
いや、まだそう思った時は連載してたけど(笑
でももう先が見えていた。

で一つだけ分かっていた事がある。
オレの一番長くついていた師匠はまだその頃バリバリ仕事をしていたが…
100万部とか売った作家だったんだけど。
彼の先が見えていた。
バリバリ仕事してたけど先が見えてたのよ。
オレには。

『これはイカン…連載してるとか、そういうのだけではいかん』

と。
で、連載して漫画家のアシスタントもして、同人誌も始めた(笑

いや、単純な事なんだよ。
半年も世に名前が出なかったら悲しいけど忘れられちゃうんだよね。
だから、半年後の打ち合わせで堂々巡りをしていたら半年名前が出ない。
ましてや企画が通らなかったら何年も名前が出ない。

これはもう作家として死んだも同然なのよ。
だから、自由がきく同人も始めた。
たとえどんな手を使っても名前を切らしたくなかったんだよ。

…といっても、名前を変えて出してたんだけど(笑
いや、実力が知りたかったんだよね。
漫画家の名前を出さなくても読んでもらえるのか?って言う事が知りたかった。

結果、わりと売れたんだよね(笑
でもさ、これ2次創作だったのよ。
正直、オリジナルからはムリだろうって。
だから最初の畑を作っておきたかったの。

で、わりときちんと売れてたんだけどやっぱり扱うネタで上下するのね。
もうさ、そういうのでやきもきするのいやで

『真っ向から勝負したる!』

と、始めたのがスーパーパチロボ大戦(笑
言っても、2次創作という(笑
でもとにかくお話だけはオリジナルできちんと作ろうって思ってね。

あ、当時のチラシがでてきたんだっけ

Hyou2

で、これもわりとファンがついてね。
でも売り上げは半減した。
でもさ、オレの作ったお話で、スペースに来る人たちがいろいろ話を膨らますんだ。

『これはきっとこいう展開になるんだ』
とか
『声優あてるなら誰がいい?』

みたいな(笑
いや、オレがついて行けないんだけどさ(笑
そういうの、漫画家をやってる時は無かったしね。
生で読んでる人の声が聞ける。
危険だけどね(笑

でもね、みんな一生懸命に稼いだお金で買ってくれるんだよ。
そういうのを肌で感じるから同人誌をやって良かったと思ってる。

で、まあ今度はもっとオリジナルをやろうよ!
ってことで怪獣漫画を始めたんだ。
ロイヤリティーマンって言うヒーロー漫画さ。
でも怪獣は知る人ぞ知る『キューピー大怪獣カード』(笑

2次創作やんといわれてもしょうがないけど(笑
まあちょっとテーマがそんな感じだったので、ほんとは天才げら研ちゃんにデザインしてもらっても良かった話だよ(笑

始めはコミケで…
2次創作の時ね。
特撮が多かったから『特撮の島』(まあジャンルをそういう風に言います)仁井田んだけど、パチロボやってから『玩具の島』にいってたわけ。
まあ、ロイヤリティーマンを分割して載っけていた『パチ怪獣大図鑑』も玩具島でそこそこ吐けていたけど、やっぱり当初参加していた『特撮島』での売れ行きの方が良かった。

にもかかわらず、やっぱり玩具島でのパチロボの反応があまりにも良かったので、しばらく玩具の島にいたの。

と同時に、『2次創作禁止』の『コミティア』というイベントに参加。
これは『オリジナル』のみの同人誌か頒布できない。
ロイヤリティーマンはもってこいの作品だ。
また、まったく未知のイベントなので実力も知りたかったし…
というのもあり、とりあえずチラシを作った(笑

Hyou1

まあ…かなり挑戦的なキャッチや(笑

で、元々コミティアというのはコミケほど売れる物ではなく、ほぼ売れなかった…

しかしだ、そのすすめの涙程度の売れ行きの中で…
実はコミティアというのは投票があって票の良かった物は次回のパンフレットに一押しで載るの。
なんとロイチー(ロイヤリティーマンの略)2集がパンフに載ったの!
いや、ほんとに読んだ方が良かったと思ってくれたのね。

…といっても載った所でどうもこうもも無いんだけどね(笑
凄い事や…
とにかく読んだ人が票を入れてくれたんだよね
まあこれ以前に商業誌にのった『マンゲリラ』もパンフに載ったんだけどね(笑

まま、そのまま原型のお仕事で忙殺される事になり…ついには漫画を描くのもチラホラと…

で、時は流れ。
久々に前回のコミケで『特撮島』で参加した。

もうあ、わりとよれよれだから(漫画がね)まあテケトーにね。
怪獣少女が落ちちゃったから半分貸してあげて。
うちはどうでもいいや…
的な(笑

と、そしたらどうでしょうか…
以前ロイチーを買った方々から次々と熱いエールをいただいて…

いやほんと、実は同人を買ってる方々ってあんまり情報持ってないのよ(失礼な言い方ですいません…)
同人誌って情報が膨大だからセレクトできない状況になってるのね。
だから、パンフでサークルチェックしてから来られるの。
今まで、玩具にいたでしょう?
ましてやコミティアともかぶらない。
久々に特撮島に行ったもんだから持って行った物がざっとはけた!

『いや、まじいべよ…漫画描かにゃ…』

というわけで、今回漫画を描きました(笑

長い話ですいません。
まじで、長い間オレを支えてきてくれた人は漫画を読んでくれていた方々なんだよ。
というのを忘れていたという悲しいオレ。

みんな!
ガンバって描いたよ!

…時間が無くて荒いけど…

…すいません、でも熱い物が描き上がったぜ!

2/2日 コミチアで待ってるぜ!

Loy

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2013年4月19日 (金)

たまにはパチ怪獣の宣伝でも…

円安だね!

円安だよ。

大体ね、そういうの。
なんてんすかね、世の中のきちんとした流れっていうの?
円高?円安?
オレになんか関係あるんか?

みたいな。

そういう生活なんで(笑

それがね、オレの生活を揺るがす大事件が起きたの。

それは…
スカルピーを買いにいった時の出来事だ…

まあね、仕事もつまってるし。
今やオレの命ともいえるほどに成長した『スカルピー』ね。
『グレー』じゃなくて普通のスカルピー。
世界堂で安かったのよ。
1700円某くらいな。

まあ、買い占めてやろうと。
今やドバイの金持ちと肩を並べるほどの金持ちとなったオレに取っはスカルピー買い占めなんて朝飯前な訳。

『コノヤロウ!目にもの見せてやる!』

と諭吉様を握りしめて出かけたの。
1万円あれば5個買えると。
お年玉でもらった1万円。

そりゃあんた、スカルピー5個も買えばしばらくは仕事できんでしょ?
とまあ、新宿大通りをスキップしながら1万円を握りしめて買い物に出かける汚いオッサン=オレ。

そりゃあ世界堂に入った瞬間からドバイの金持ちの気分ですわ。
最近はね、スカルピーも人気商品なのよ。
問題は在庫があるか?
って話。

でもまあ、ドキドキして向かった売り場にはちゃっかり5個あったの。

『おお!これはオレのために用意したんじゃねえか?』

と意気揚々。
五個を鷲掴みにした!
鷲掴みなんてね、おっぱいくらいしかしないと思っていたよ。
オレの人生の中で。
おっぱい鷲掴み。

でもね、今やドバイの金持ちと肩を並べるほどの大金持ち。
ついにスカルピーを鷲掴みにする日が来たわけ!
人間的にどっちがいいか?
って問題はスルーしてくれ!

その辺任せますわ。

で、いざ1万円で買えるかどうか、プライスをみたわけ…

『2100円!』

ええ!
定価表示?
いや違う!
世界堂価格(25%引き)で2100円だがね!

1万円で買えないの!

…仕方なく4個買ってきたよ…

まるで。

お母さんにお小遣いをもらい、買い物に行ったのはいいがお金が足りず。

『ぼく〜?お金が足りないねえ…』

と店員のおばさん(店長と不倫中)にいわれてしまう悲しい子供のようだ。

くやしくて泣いたよ。
帰ってきてね。
オイオイ泣いた。

これが噂の円安の影響か…ってね。
輸入品だからさ、スカルピー。
250円近く値上がりしたわけ。
今まで天屋で松の天丼を食っていたが、これからは梅にする事にしたよ。

そんなドバイの金持ちと肩を並べるほどの金持ちのオレ。
いかがお過ごしですか?

いやね、実家のお父ちゃんから電話が来たんだけど。
話が急に変わってすいませんねえ…

8mmフィルムが出てきたと。
まあオレの小さい頃の運動会のフィルムだったりね。
そういうやつ。
で、お前の作ったアニメのフィルムもあったんだって話になったわけ。

オレね、高校時代にアニメ部だったの。
アニメと言うかアニメ制作。
アニメ作ってたのよ。
あと無線研究部。
こっちは幽霊部員だったけど。
でも無研部は拾ってきたレンジとかテレビとか修理してね、VVFケーブル線を使ってアンテナを作って部質でテレビみたり、ケンタッキーでバイトをしていた友達が余ったビスケットをもらってきてはレンジで温め、よう食ってたの。
学校で。

話しそれたけど。

まあそんなんで、作ったアニメが出てきたって分け。
それを事もああろうに、オレのお父ちゃん、メディア化を頼んだっていうのよ。
昔は富士フィルムがそういうサービスしていたんだけどね、いまはどうなの?
(投げやりだなあ…オレ)
なんか北海道でそういうサービスをやっている所があるんだってさ。
で、頼んだっていうの。

まあ〜〜〜さ!
作ったのは覚えてるよ。
でももう忘れてるよ!
そんなの!
まあ…恥ずかしいったらありゃしない!

で、なんで父ちゃんからそんな電話があったか?っていうと、そのメディア変換中に千歩から連絡が来たんだって。
どうやらね、今まで年に2〜3本アニメをメディア化して欲しいという話はあるんですが、これほどのクオリティーの作品を見た事がない、という連絡をわざわざしてくれたって分け!

いやね、確かに、高校生が作るにはすごいものだったもしれないよ。
だって1000枚近く動画描いたもん。
実質800枚は使ったんじゃないかしら。
没カットもあったから。

もちろん、正規のセルなんて使えないよ。
そんな製作費ないから。
OHPシートをね1/4にカットして小さいセルを使ったの。
でオレが動画描いて。
友人のタムリン富田氏にトレースしてもらったの。
富田ってだけで『タムリン富田』ってあだなつけられちゃったわけ、彼。
まあタムリン富田が何者かは調べてくれ。
まあそのタムが(既に富田でもないという)オレの非道なお願いも快く引き受けてくれて1000枚の動画をGペンでセルにトレースしてくれたの。

真鍋譲治が好きだった彼は

『いやあおかげで絵が上手くなったよ』

と喜んでくれたから良かったものの、オッサンになったオレは無理を言い過ぎたなあ…と思う。

で、ほとんどオレが色塗って(笑
撮影して、みんなに声あててもらってね。
図書館でダブルトラック録音のできる映写機を借りてくるんだ。
2トラに音楽と効果音を入れてね。
20分もあったの。

ああ、なんかもう説明するの面倒になってきたわ。

とにかくオレでき上がってもみないよ!
オレの手元にメディアが来たら、直射日光にあててDVDはどれだけ日光に耐えられるのか?という実験をしようかと思ってますw

あしからず。

それからのオレの人生は酒とギャンブルとセックスとバイオレンスとドラッグに溺れてしまっために潜伏してしまう事となるがね!

でまあ、なんでそんな話かっていうと、思い起こせばそんなアニメもやってる事は今とまったく変わらない…
成長しないオレ。

そんなオレが部屋の片付けをしたらいろんな物が出てきたの。
まあ、細かい事はどうでもいいや。

で、オレの造形の一時避難場所の戸棚をあけたらこんな感じ。

01

で、いる物といらないものを選別して捨てようかと。

そしたらこんな物が出てきた。

02

なんだべか?って話ですよ。

03

まあ、さっきのアニメの話じゃないけど、オレのやってる事は20年近くたっても変わらないのね。
お話作り自体もまったく変わらないという(笑

そんな思いもつゆ知らず、パチ怪獣大図鑑という同人誌を不定期に作ってるの。
オレとね、怪獣少女のおおさかしゃんと相棒の天才ちょんげら。氏による同人誌。

元々ね、同人誌なんだから本当にやりたい、面白い、メチャクチャな物を作ろうって。
まあそりゃあんた、でっち上げもいい本ですよ(笑
始めはね、オレがまんが描いて、天才ちょんげら研究所のちょんげら。(げら研ちゃん)氏がギャグ描いて、おおさかしゃんが記事描いてね。
で、おおさかしゃんの友人の熊本SSさんが人形つくってでっち上げ広告を裏表紙にする…
そんなオレたちだけが得するって本を作ったのよ。

まあね、後々この本がきっかけでオレが原型師になる事になるんだけど…

で、オレがロイヤリティーマンという漫画を描いたの。
連載企画ってことで。
それとは別におおさかしゃんが描いた記事ってのがこれまたでっち上げもいいとこの記事で(笑
これが元で2集以降の記事はとんでもないでっち上げ記事だらけの本になるという…

まあそんな本ですわ。
で、流石に4集ともなるとみんなネタがないの。
ネタ持ってるのオレくらいだから(笑

とはいえ、オレの相棒天才げら研ちゃんにはいつもながら無理言って記事描いてもらったの。

『げら研ちゃんなんかかける?』

って聞いたら

『村上版ロイヤリティーマン描きますよ』

『???』

って話です。
つまりね、超合金の男の村上克司版ロイチー(ロイヤリティーマンの略)をやろうってわけ。

で出来上がったイラストがこれ。

06

まあアホですわ(笑

彼の天才っぷりはオレが彼と出会った時から知っていたんだけどね。
これがきっかけでコズVのデザインも頼んでるんだけどね。
以前にも登場したサカサマゴリラは彼のデザインよ。

で、まあおおさかしゃんにも記事で参加してもらって、いよいよ裏表紙…って話になったの。
ちょうどね、怪獣軒で熊本SSさんがタイタン星人を作っていて多忙でね、裏表紙どうしようか?って話しになったの。
実に閉め切り2週間前。

どうしようか…オレも漫画もう少しかかりそうだしね…
記事書きたいし…

とも思ったんだけど、ここは一肌脱ぎましょう!
ってことで、急遽原型を始めたのよ。

2日ががりで作ったの。

1

いやあ…すごい!
ようこの画像残ってたなあ…

2

こんな画像が残ってたのに驚きだよ!

で、数日後

3

4

まあさ、本当にまんが描く合間に作ったんで、とりあえず見栄えでごまかそうと(笑

それで先の画像に至ったわけ。
まあ今回の整理でこんな物が出てきたわけ!

じゃあさ、これで裏表紙の広告どうしようか?って。

〆切まで残り2日。

涙も出ない。

で、作ったよ。
こういうの手を抜いたらおもろないんで。
命懸けで作ったよ!

それがこれ

04

いかにも超合金らしいチラシっぽくね。
フリーの資材使ってさ(笑

もちろん胸のマークは合成だけど、変わるという設定。

05

ホント、やってる事は20年前と変わりませんわ(笑

そんなパチ怪獣大図鑑。
もう2集がないです(涙

しかし!
欲しい人は4/29日まんだらけ資料性博覧会。
5/5日コミティア
に買いにいこう!
オレもいるよ!

でも新刊はないよ!(涙

そんな宣伝。

バイナラ!

あ!

なんか大事な事忘れてね?

スーヘスか!

スーヘスの宣伝忘れてたよ。

まあいいや

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2012年8月28日 (火)

パチ怪獣大図鑑第6集!と懲りずにタイガーセブン

2012年ね。

こういうの書いておかないとさ、記事が膨大になってくるといつの話か分からなくなってくるのよね。

2012年9月2日はコミティアという創作系同人誌即売会があるんですね。
これは二次創作は許されず(本の半分以下なら許可)オリジナルの創作系のみが頒布できるんですね。
ってこともあって、プロの作家からど素人まで、そして出張編集部が設置されていて集英社やら講談社やらがブースを設置していて、持ち込みなんかも出来るというまあ、いわゆる漫画好きのための漫画イベントでもあるわけですねえ。

でまあ、どういうわけか、アタクシも極最近参加しましてね(といっても1年ちょい前?2〜3回くらいの参加だけど)なんだか、わりと好評だったりしてるんですよ。

まあこのイベントはコミケのようにガツガツしてなくてね、アットホームな雰囲気が実にグーなわけ。
ドエロ漫画とかね。
プリキ◯アとかがさギトッギトのグチャグチャにされちゃう同人とかはないわけ。
そういうのを血眼になって探す人もいないわけ。
出展数も少ないから1日で廻れるというのも魅力。
非常にゆるりとしたイベントなのですよ。

というのとは半面、皆さん目が肥えているだけに、非常に情熱があるのですよ。
読んでる方々もね。


でこのコミティア、恐ろしいことに読者投票と見本誌読書会とかあって面白い物はパンフレット兼入場チケットに紹介されるという描いてる物にとっては血の気も引いてしまうようなこともあったりするんです。

で、以前…
というか始めて参戦した時に頒布した『マンゲリラ』が紹介されるという事態になりましてな、それから何となく参戦してるんですよ。

まあそんなことで、今回はなんとロイヤリティーマンが紹介されておりましてな。
もともとワンヘス→コミケと地獄のようなスケジュールのオレにとってまた新刊出せよと。
そういうの無理だったんでコミチア参戦やめようと思っていたのですが

『パンフに載るなら出ましょうよ』

ってな話。

『載るなら新刊でしょ?呑んだら載るな、載るなら呑んだ』

ってことになりまして、この恐ろしいスケジュールの中、新刊作りました。

もう死にそうです…


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『パチ怪獣大図鑑第6集』ね。

今回は久々に怪獣少女さんにもご参加いただいて創刊メンバーにてお送りいたしますw

なんと、あのパチミニカード…『イダイナーV』と『変身正義の人』の図解解説という大それた内容を怪獣少女様。

そして、天才ちょんげら研究所ことげらことオレの愛の一大企画

『銀河少年コズミックファイブ』(以下コズV)

これはオレのオリジナルソフビ企画(!)に天才デザイナーちょんげら。を迎えてストーリーを持ったソフビ展開をしようという無謀な企画。

破産必至!!

さらに、お待たせしてすいません、ロイヤリティーマン人間牧場編前編!

今回は趣が違い、なんと伝説の救世主ロイヤリティーマン!

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果たして、彼は前説の男となり得るのか!!

そして敵も5人という強烈な展開!

03

内容も半端なくハード!
セックス&バイオレンス!
老人の。
セックス&バイオレンス!
アラビアのオレンス!

まあ、今回も時間的に一話で勘弁してね…

しかしかわいそうだね…みんな。
読んだ人はさ。
これ後編また半年後とかだぜ。
こんな面白い物を半年も待たされるんだぜ!
かわいそうだぜ…


と、パチ怪獣の話はこの辺で。

大体ね、原稿描きながらこんな事してるから死にそうになるわけよ。


01_2

前回のブログでも描きましたが、買って来たんす。
ボークスのマッチョボディ。

もうね、マッチョボディと聞いただけで欲しくなっちゃったわけ。

で、これボークスのショールームに売ってないっていう罠があったの。

『ネットで買う?』

と思ったら世界堂に売ってたのよ。
しかもメチャメチャ安い。(後日ユザワヤでも発見した)

早速指パッチンのポーズ。

まあ待ちきれずタイガーセブンを着せる。

まあ〜奥さん!

あらまあ〜奥さん!

ピッタリジャございませんか!

02_2


もちろん、ここまで来たら頭もつけたくなりたいザマショ!

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…シュン…

やっぱり改造が必要なのね…

それはさておき、脱がす姿も男前。
女子もきゅんと来る一枚だぜ


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まあさ、たまらず、もう1体買ってきたよ。

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ふつつか者ですがよろしくお願いいたします。

当然、RAHサンダーマスクで実験し尽くした包帯作戦開始!

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いいね!

いい感じだね!


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早速服を着せる。

う〜ん…

たまらんち!

会長。

たまらんち会長!


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こんなポーズだってとれる。


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で、これだけみるとあんまり関節うごかにような気がするでしょ?


と〜んでもないわよあ〜た!!


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こんなに動くのよ!

たまらず、上半身にも包帯を巻き、首も改造。

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うへえ!すげえ!

ちょっと首が小さいが、こりゃあすげえよ…

(首はまだ乗っけてるだけです)


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こんなに動くよ


19_2

こんなに動くよアハン


早速ポージング〜だよ。


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走る姿も勇ましいわよ。


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どやさ!

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いかがでしたかしらん…
それではまたお目にかかりましょ!

バイナラバイナラ


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2012年5月 2日 (水)

多謝!スーヘス2012春 怪獣軒

ヒューヒューだよ〜!

先日はスーヘスにご来場いただきありがとうございます!!

次は5/5日のコミチアでお会いしましょう!!

頒布物は

ロイチー1集
パチ怪獣大図鑑3〜5集
マンゲリラ1〜2集

そして新刊のロイチー2集

Hyousi


『おせちもいいけどカレーもね!』
みたいな感じで
『ソフビもいいけど漫画もね!』

と言う感じで。

ではまた!!!


と思いきや、一応スーヘスのご報告をせねば、と。

あ、関係ないけど…いや、ないことはないんだけど、僕のブログはね、なぜか海外のアクセスが多いわけ。
15%〜20%は海外の方なのね。
で、やっぱりなに書いているか分からんようなのですよ。

そりゃあそうだ。
『お漏らししそうだ』とか『思わず失禁』とか『ウンコから産まれた世界のオフロトールです』とか。
そんなことばっかりかいてるからね。
訳した所でなんのこっちゃ?って話ですわな。

なのでたまに拙い英語の文章の解説が入ったりするので、みなさん温かい目で見守ってやってください。

そんなわけで、スーヘスの怪獣軒のスペース。

001
Super Festival took place in the 4/30.
the appearance of the kaijuken space.

すんません、なんとこの時点で…
というか会場10分もしないうちにマッハバロンは完売しちゃうわその他諸々もなくなってしまうわで見本しかないという始末…

落ち着いた頃にはこの状態ですわ…

本当にご来場いただいた方には申し訳ない次第であります…
いや、いつもより多く持っていったんだよ。
でもなくなっちゃったの。

すんません。
以前のデットストックでソロモン星人とエマー星人、ドミノ星人も1個ずつあったんですが、それも瞬殺。怪獣軒も製品が揃ってきたのでなかなかいい感じですなw

そんなわけで、新作マッパと旧作レッド。
レッドバロンは怪獣軒の見本しかもうないのね。
かなりの問い合わせがあったんですけど、ソフビってね、1個2個から製作できないわけ。
最低30個のは作らないといけないので、そう簡単に作るわけにはいかんのですよ。
すいません、もうちょっと様子見させてくださいませ。


02
Kaijuken production of Red Baron & Mach Baron
Red Baron production ends. Reproduction of undecided.

そんなわけで新作。
トロイホースとキルギス星人ね。
いつもヒーローもんばっかり作っていたオレだけどね。たまには敵メカも。
あ、敵星人もね。
コレひとまず完全予約制。
というのも、やはり生産した所で数がはけないと大赤字になっちゃうわけ。
大赤字になっちゃうと次が作れないの…
なので、オーダーが減価償却で来るくらいまでに達したらゴーサインが出るわけです。
もちろん、オーダーが予定数より多ければ多いほど価格も安く設定できます。

さあみんなで予約しよう!
あ、まだ予約開始してなかったわ…


03

The archetype of the sale.
Troy horse &kirgis.
There is a possibility of the discontinued and not reach the expected number in order.

まあそしてコレが奇跡のツーショッツね。
早く完成した物を並べたいね。
銭湯で遊びたいね。
そんなこといいオッサンがしていたら逮捕されちゃうけど。


04

眠くなってきたから、おわり

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2012年3月13日 (火)

実験三昧(遊んでるわけじゃないよ)

暇なわけじゃないんだよ。

もうすぐマッパバロンが完成するので、今のうちにやれることをやっておこうと。
マッパはワックスやら金型やらごたごたが続いて発売が遅れましたが、今月末ににはいけるかな?

楽しみっすw

さて、まあアレですわ。

5/5のコミチアね。
出ようと思って。
新作。
というか総集編出しますよ、ロイチーの。

01

まあさ、こういう表紙があってもいいと思うのよ。
同じ売れるような表紙だけじゃなくてね。

ひょうげんの、げんかいへの、ちょうせんですわ。


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これも間に合えばいきたい所。
マッパがあるからなあ…そこまでいけるか!!
乞うご期待!!

さて、こんなときだからこそ、いろいろと実験しておかないとね。
こんなときってどんなときかっていうとこんなときなんですけどね。

気になっていた物を購入。
インダストリアルクレイ アルテ65


03


まあこの辺のレポートは優れた方々のブログやら何やらございますので、そちらをご参照くださいませ。

まあ簡単に説明すると常温ではカチカチで熱を加えると柔らかくなる粘土。
クレイ系粘土をいわれてるヤツですね。

盛っていくというよりは削っていくというのがいい感じの粘土。
熱を加えると柔らかくなるんですが、手の温度でもベトベトする感じ。
かといってさほど使いにくくないが、細かいモールドは彫り込めない。

まあよく車のボディーなんかでカンナのような工具を使ってサクサク削りあげてる映像があるじゃあございませんか。
アレですよ、この粘土。
サクサク削っていけばトゥルットゥルの表面にもなったりします。

まあそんなんでこんなん作ってみました。
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まあほんと1次原型間でといった所でしょうね。
これを複製して…とやっていくには手間かな?

僕的にはスカルピーの方が性に合ってそうです。

が、これ流線型のメカなんかには強力な威力を発揮しそうね。
いや、本当はその伊目的で買ったんですけど、そこまでいけるかどうかは疑問(笑

話は飛んで、こんなんも作りました。


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10


いつもジホルメばっかりされてる物ばかり作っていてもなんなんで、時には120%くらい本気度をあげて女の子にモテたいオレ。
モテすぎて胴上げされて神田川に放り投げられたい。

そんなやわな感じ。

冗談はさておき、こんな物も作ってみる。

05


シグマ団のマークね。

下絵はボールペンと言うまるで小学生低学年のような文具で書き上げる。
これで漫画描いてますって言ってるんだからしょうもないオレ。

とお思いだろう?
ここからはデジタルな大人の世界さ。

06

コミスタで清書。

Σの文字の中の余白が狭いのであとで修正しましたよ。


07

で、こんなに一杯コピペ。
どや?大人の技術だろう?
なに?今時分中学生でも出来るだとう?

抱くぞコノ!

いや、ここにきてなぜか鏡像処理。
なんでかな?

な〜んでか?

それは…


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転写シールを使ったからさ!

悪のザボーガーの出来上がり。

終わり

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2010年3月17日 (水)

月宮よしと保存会

おらあ怒ってんだよ!

なにがってね。
月宮よしと。
ズウウウッと以前に日記で書いたんだけど、この人の作品はすんごいの。
オレ大好きなの。
オレの血液は月宮よしとで出来てんの。(とタツノコや豪ちゃんでも言っていた気がするが…)

それくらい月宮よしとを愛してやまないわけ。
まあ正確に言うと月宮よしとの怪奇やホラーが好きなの。

なのに、世の中誰も評価しようとせん。
おたくのデパートくらいが評価しているくらいだ。

で、オレは怒ってんの!
お・こ・っ・て・ん・の・!


だ〜れも見向きもしねえ!

誰も評価しねえんならオレがやろうじゃあねえか!

オレはここに『月宮よしと保存会(怪奇ホラー編)』を結成することを決めた!

その第一弾!
超名作とオレが位置ずけている

『蛇太郎シリーズ』

001

もちろんコレも以前紹介しましたが、この作品がいかに優れているか。
そういうことをつらつらと、くどくどと、まるでアナタの耳元で、いやと言っても、いや!まるで電気を消したとたん、耳元にまとわりつく蚊のごとく、語り尽くそうと

語り尽くそうと思ったのだが、長くなりそうなので簡潔にまとめます。

この蛇太郎は全4巻東孝社から出たいわゆる貸本。
で、この蛇太郎シリーズ、1〜3巻が一つのお話。
4巻が外伝的なお話。
まあもちろん一巻が売れたので2〜3巻が出たのだろうけど(貸本も普通の顧客は購入できました)この1〜3巻がすげえの。

お話はこうだ。

領主の元に奉公に行くことになった美しい少女。
城に向かう途中、領主の奧があがめている白蛇が現れ、少女の兄が白蛇を殺してしまう。
白蛇は神の使いである。
そう信じている城の人々はこの白蛇の死が不吉な出来事の前兆だと感じ取る。
その白蛇の死を知った奧は病に倒れ、見舞いにこない領主に対し激しい怒りを覚える。

『殿を迷わせた女がいるのだろう!』

元々嫉妬深い奧はその女が奉公に来た少女だと知り、怒りくるう。
ついに少女を呼びつけ、

『そのきれいな顔がにくたらしい!』

と鋭い爪を、両手で、少女の額から頬の下にかけて一気に食い込ませる!
そして、その嫉妬の炎は少女の首を硬く握りしめ、ついに息を引き取る。
そして奧はまるで白蛇のたたりを受けたかのごとく、少女の上に息を引き取ったのだ。

しかし、幸運なことに少女は助かった。
また彼女は領主の子を孕んでいた。
子供のために生き残たのだ。

しかし、奧にかきむしられた傷は、無惨にも化膿し、美しい顔はただれていく…
少女は子を孕んだことを領主に伝えよとするが、その醜さ故に少女をけり飛ばしたのだ!
そして、奉公人達により下賤な女として袋詰めにされ川に投げ込まれてしまった…


いやあ…すげえ話だよ。
月宮はこういった虐げられる人々を描いていく素晴らしい作家なんだ。
しかもかの平田弘史と親交が有り、彼の差し替え原稿もやったと言う話もある。
それくらい画力も素晴らしい。
構図も恐ろしいほど美しい。
そして、出てくるキャラクターが実にエネルギッシュだ!
002

こんな名作をさ、埋もれさせようとしている日本人が信じられない!
どうだ!
読みたいだろ!
だったらみんなで声を上げろ!
月宮よしとを読みたいんだと!

そんな君たちに、次回は月宮先生が『鬼城寺健』名義で描いた

『わたしの赤ちゃん食べないで』

をお送りします。

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2009年6月19日 (金)

ゴジラだぜ!風忍だぜ!

アンバサだよアンバサ!

何かって?
うちの家の前にあるコカコーラの販売機!
アンバサが入ったのよ!
アンバサが何かって話だけど、昔あったね、乳酸飲料風のホワイトウォーターですわ。

飲んだねえ…

懐かしかったよ。
駄菓子屋で。
アンバサが出た時には全身に電気が走ったように衝撃を受けたもんだよ…
その割にはすっかり忘れてたけど(笑

やっぱ久々、うまいかどうかはアレとして(笑)せいしゅんの味ですよw


そういえばアレだね。
この日記、記念すべき100件めの記事だよ。

さて、部屋のかたずけをしていたらオモチロイものを発見したぜ!

『THEゴジラCOMIC』

01

実相寺監督や破季拳氏もさることながら、夢野一子等々…
考えられない豪華執筆陣。
90年代にでたいわゆるアンソロジーといった本ですな。
それぞれオリジナルのゴジラストーリーを展開するんですけどね。

まあとにかく、この本の目玉はなんと言ってもダイナミックの超異端児!

『風忍』!

知る人ぞ知るカルト作家。
『世界最強の男竜』はこの作家がいかに漫画を破壊しているかということが顕著に出てますね。緻密で繊細…
全編曼荼羅のようなコマ割り(ってなんだ?)は見るものの度肝を抜くこと間違いなし!
仏像が合体して(?)ジーザスになっちゃうわブルースリーに武蔵に水爆ですよ!
終いには素手で地球を割っちゃうし(笑
この狂気の世界は読まなきゃあわかりません。

そんな彼が、ゴジラを描くんですから、そりゃあみたいですよ!

で、もちろん、期待を裏切らなかったねえ…

ビックリだよ!
アゴが外れたよ!

なにがって…
まずゴジラを素手で…骨法で倒しちゃったよ!
で、その殺されたゴジラが、殺した男の妻の胎内に乗り移り、赤ん坊としてうまれるのだ!

『オレはゴジラだ!』
と(笑

かわいいベイビーが極悪非道な形相になり…
ハーフシャドウで拳を握りしめ
『しゃれたマネを!』
と言う姿には絶句!

『死ねえ!』
と叫びながら母親を石でボッコボコに殴りつける場面は目眩がするぜ!

すげえよ風忍!

まあ他にも一峰先生のゴジラも素晴らしかったし石川先生のギャグも良かったぜ。
アンソロジーとしては非常に読み応えのある本でしたw

まあ僕自体がゴジラ好きではないので…どちらかというとヒーロー好きだったから…
そんな僕でもひっくり返るような内容。

風忍先生ありがとう!

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2009年4月15日 (水)

オーム伝

さて、いよいよ…というかもう何年も前に安かったので購入しつつも、未だ読んでいなかった漫画。
まあ皆さんは知らないだろうと思うので簡単に説明。

古漫画界では未完のSF大作3部作とうたわれている物がありまして…
一つは楳図かずおの『ガモラ』
もう一つは貸本版さいとうたかをの『デビルキング』
そして今回読んだ関一彦の『オーム伝』
1

ガモラは太田出版から復刻が出ましたが、その圧倒的迫力ととにかくガモラがズギャーン!と出てバシャーンと暴れまくって見開き見開き!
みたいな、とにかく分からんが凄い。
理屈じゃない凄さです。
絶筆した楳図先生が最終回を描いたというのも話題でした。

デビルキングに関しては僕はまだ未見なんですが…
といっても後年サンデーで連載され完結をしているのですが、これはこれで非常に面白い。
宗教色の強い素晴らしい名作だ。
しかし、貸本版にはかなわないと言う。
いずれは読んでみたい。

ではこの『オーム伝』について。
実はきちんとした評価はされていない。
それどころか『未完の大作』と言われつつも『ネタ』しか取り上げられず、その作品が何を持ってして『未完の大作』と呼ばれたのか?

もちろんあの古マンガのデパートが位置づけた物には違いないのだが、それにしても情報ときちんとしたネタとしてではない評価はまったく皆無と言っていいのではなかろうか?

もし、僕がこの作品について『描き手』として書いたなら、恐らく史上始めての『オーム伝評』となるかもしれない。
もちろんツッコミどころが多い。
のっけから
『この作品を手塚治虫氏と白土三平氏にささげる』
と始まってしまっては開いた口が塞がらない。
また今となっては差別的問題をクリアでいない物があったり、終いには美少女(?)に
『私の排泄物を食べたら百万円あげる』
とてんこもりのナニがお皿に盛って差し出される。

これだけ強烈なシチュエーションのため、本題がボケてしまう。

しかしながら、やはりこれは『名作』なのだ!
それと同時に『一般には絶対受け入れられない』作品でもある。
名作は決してメジャー作というわけではないのだ。

ではここからは長〜くなるので、賢明な大人の方はてんこもりのナニをして寝ましょう。

ではこの作品がなぜこれほど知名度が低いのか?
それは非常に簡単で、まず貸本系のマイナー出版社からごく少部数のみ販売され、ほぼ残っていない。
昭和42年(1967)、ちょうどウルトラセブンの時代だ。
サンデーやマガジンそして翌年はジャンプと漫画界は週刊少年誌へとその舞台を替えつつ有り、既に貸本が衰退の一途をたどり始める。

そんな中この『オーム伝』はうまれるが当初は全6巻刊行予定。
しかしながら3巻で幕を閉じ、以降貸本系『ごん』に連載開始となるも一話で最終回。

しかしながらその壮大なスケール感を持った内容は素晴らしい。
宇宙人襲来から人に寄生(この場合寄生というのは正しくはないのだが…)
そして、上流階級と労働者階級の争い。
軍隊と警察の衝突。
地球から衛星(上流階級の居住できる衛星)へと移る舞台。

これらが複雑に絡み合いつかず離れずの微妙な間合いを取っている。

この辺は関氏がのっけから名を挙げてしまった『白土三平』のお得意とするパターンであろう。
強い影響力を感じる。

ただどうしてもこの作品がネタとして取り上げられてしまう要因の一つには、やはり設定の緩さがあるという事だろう。
美術的な物も稚拙なのは関氏のみで作品を作り上げているので仕方が無い。
上流階級の描かれ方や絵的な部分での拙さは読者を引き込むには到底及ばない技術力と言っても良い。
特に上流階級の描き方には、もう性としか言いようが無いが関氏の取り巻く環境からなのかリアルというには到底かけ離れてしまっている。

当時貸本界がいかに劣悪な環境で仕事をしていたか…
それは水木しげるが自作で何度もその状況を描いているのでお分かりかと思うが、とにかく貧乏で、原稿を描き上げても原稿料を踏み倒される。
そんな状況で上流階級を描く事なんて到底無理な所行だ。

そして…これは致命傷なのだがマンガとしての(技術面の)構成が破綻しているという事。
最低限、人には伝えなければいけない登場人物の設定、舞台を軽く流しているため、誰が何をしているのか分からない。

これは技術的な問題で、どうにかなったはずなのである。
ところが、貸本業界と言う『全て一人でこなさねばならない』環境ではこの『技術』を磨く事は難しいとしか言いようが無い。

これだけマイナス面を取り上げてなぜ『未完の大作』そしてあえて僕が『名作』と言うのはなぜか?

それは、作品を読んでいただかなければ正確に伝える事は出来ない。
なぜならこの作品は理屈では読み切れない。

とにかく、貸本作家(もちろんこの中にも競争社会があったので上位作家と言っていいだろう)…
極貧の世界で鬱積した情熱や怒り・苦しみをすべて紙に叩き付けている!
現代のマンガにおける鬱屈した個人的感情の…ぶつけ合いにもならない一人よがりの身勝手な感情ではい。
社会に、自分の現状に、全ての怒りと考えをぶつけているのだ!
ゲゲゲの鬼太郎がどれほどスマートに且つ技術的に優れていようが、墓場鬼太郎にはかなわない。
あの無責任極まりないストーリー展開を見せられても、墓場鬼太郎を読むと興奮が収まらない。
それはやはり水木しげるが全てのフラストレーションを紙に叩き付けたからだ。

そして、この『オーム伝』も然り!
宇宙人に肉体を支配され、我が子を海に投げ捨てる母親。
差別的要因のため特殊能力を開眼するエスパー達。
家族に売られ実験台とされる貧民街の父親。
共産主義と弾圧をされながらも明日を生きるため食べ物を分け合う孤児達。
そして上流階級の物達のために奴隷のように扱われロケットを作らされる労働者…

どれも作者『関一彦』という人間が怒りを紙に…作品にぶつけている。

だから一般受けしないのだ!
読みてにとっては余りにも暑苦しい。

この暑苦しさと、技術的な読み辛さがこの『オーム伝』の致命的な欠陥であり、この情熱的本質を避け、ネタとしての評価しかされない運命をたどったのではないだろうか。

しかしながら、現在の『美術・技術先行』の物語を好まれる時代にとって、この『情念先行』という作品はまったく受け入れられないと言っていいであろう。

しかしながらこの『美術・技術』にたよったおかげでメディアが衰退していると僕は思うわけであり、かといって精神論のみで作品が出来上がっても今の時代にはそぐわない。
それより、フラストレーションを抱えずに雄叫びをあげる作品ほど滑稽な物は無い。
やはり、作品作りの土台をしっかり固め、今一度情熱的な作品を作り上げる事が今後メディアを復活させる糸口なのではなかろうか?

もちろん、そのためには受けて(読者や視聴者)がもっと吟味して物事に取り組まなければいけないのだが…(もちろんそれを要求するのは問題外だ)

という事を考えれば、やはり現行ではメディアは衰退するしか無いのだ

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