漫画の話

2014年6月14日 (土)

ポセイダー許諾!とたまには漫画

着々と進むワンヘス準備…

もうすぐ写楽くんの金型が出来上がり、そして…
ついに許諾が出たよ!
ポセイダー!
ん?
ちゃうわ。
コセイダーの再版許諾!
と、ポセイドン!
まあ、ポセイダーっちゃあポセイダーなんだけど(笑
いやあ…よかった…
が、ホントここからが大変…
ひとまず写楽くんをお願いした時に『許諾待ち』という形で残り二つあります!
と金型屋さんにお伝えし…
またこの微妙な製作日程を伝えながら成型屋さんにも先にお願い。
いやあ…ホント毎回ドキドキです…
とある有名なメーカーさんは本当に、こういう段取りをするのは大変…
といつもおっしゃっていて、『あべさんはよく嫌がらずに出来ますよねえ…僕なんか嫌で嫌で…』
と漏らしてしまうくらいで(笑
ホントにね、段取り組むのって大変で心折れそうになるんですよね…
特にワンヘスのような過酷なスケジュールを工場に頼み込むとか、そういうのけっこう気が引けると言うか…
無理なお願いですからね。
ほんと、大変です。
出来れば僕だって誰かにやってもらいたいよ!
と心の中にそういう事はしまいつつ(笑
まあ本当に、工場のみなさんが快く引き受けてくださるので、なんとかスケジュールを組んでおりますw
さてさて、そんなわけで。
大体こういう場合、許諾を待っていてはまったくワンヘスに間に合いません。
ので、先にワックス作業を完成させておきます。
例えば、そこで監修があり修正があったとしても、すぐに対応できるようにしておかなければソフビは『当日版権』という過酷な時間をこなせないので、先に進めておきました!

とにかく、ワックスを削る!磨く!
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ちょっとモールド掘りすぎちゃったんで、ベンジンでならさないとね!(笑
工場によって使用するワックスが違うのですが、僕はお願いしている金型屋さんと怪獣軒がお願いしている金型屋さんは別でして、そうなると使用するワックスも違います。
こちらのワックスの特徴は、ヒケが大きいんですね。
大体、1〜2%くらい小ぶりになります。
まあ他のワックスでもそうなんですが、単純な形はヒケ。
複雑な形は歪みも発生します。
他の原型師さんなんかそういう部分をどうクリアしてるのかなあ…
僕はほとんどワックスで修正してるので、わりと原型はラフで作るんですよ。
結局ワックスで全部歪みも引けも修正せねばならないんで…
といっても、監修なんかがあるからきちんと作る時もあります。
が、その場合は原型のフィニッシュ+ワックスのフィニッシュと2度手間と時間が取られてしまうので、原型を多少あきらめております(笑
どうなんだろうなあ…
もんなその辺どう作業してるんですかねえ…
002
そんな思いとは別に、着々と進むポセちゃん。
003
この段階でも原型から数%縮んでます。
また表面も計算しがたいような歪みやヒケがあるので、全体を削り落としてます。
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あとはね、ゴミや気泡をチマチマとつぶしたりして行きます。
ワックスは引けるので画像のようにこんもり盛り上げてあとで削ります。
なんかリベットみたいでかっちょいい?
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そして顔!
耳が歪んでいたのでカットして盛りつけ!
そして一番苦労したのが口!
僕がね、認識していた口の両端が原作をよ〜くみると違ってたのね。
基本結んだ口ってシワが下向きなんだけど、ポセちゃんって上向きなんよ。
で、上向きにするとこれが薄ら笑いしているようなバカな子になってしまうんですよ(笑
でもね、横山センセの描くポセちゃんはしっかり口を結んでるわけ…
しやあそれから1時間かけてああじゃないこうじゃないってたった1本の線を何度も何度も引きなおして(笑
で、なんとか心行く口が出来ました…
ホッとしましたよ!
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こんな感じになりました!
まだちょっと口が歪んでるんで修正!
ついに金型屋さんに送りました!
間に合うか?
がんばれポセちゃん!
あとは運を天命に任せつつ。

ここからは唐突に漫画の話。
先日、おおさかしゃんと飯を食いに行った時の事。
なぜかカムイの話になりましてね。
あの白土三平の。
で、カムイと言えばあまりみんなに真剣に聞いてもらえないんですけど(笑
カムイ外伝はオレの心の3大漫画の一つなんですよ。
『イヤそれはあんたがお勧めするにはメジャーすぎんだろうが』
といつもサラッと流されてしまうんですけどね(笑
でもそれは大間違いですよ!
面白い物にメジャーとかマイナーとか、そういうの関係ありまへん!
しょーがないじゃん?
カムイ外伝好きなんや!
と言ってもですね…
実はこのカムイ外伝と言えば初期の小山春夫が担当した少年誌の部分と、岡本さん(だと思いますが…)が担当したビックコミック版の劇画と大きく二つに別れるんですね。
で、たいていの方が少年誌版のファンで(笑
劇画になったら一気に読まない…みたいな。
といってもやっぱり『スガル』までは読んでいて(笑
当然僕もそうでしたよ。
スガルと言えば九ノ一の抜忍で…
それだけで花がありますが、なんといってもカムイの得意技
『変異抜刀霞斬り』
が破れてしまうんですね。
で、『十文字かすみ崩し』という新たな技が生まれる。
劇画でありながらも少年誌テイストがちりばめられている名編でもあります。
で、おおさかしゃんに聞いてもやはりそこまでは読んだ。
と。
まあ僕もそうだったのであまり大きく出られないのですが(笑
しかしね、カムイ外伝の真骨頂はこの後にあるんですよ!
『はんざき』も名編なんですが、やはり黒塚のお蝶が登場してから舞様の辺りまでが本当に漫画の金字塔と言ってもいいくらい素晴らしいんですよ。
この辺割りと大人になってから読んだんですが、もうとにかく涙が止まらない。
是非読んで欲しい!
とにかく意地悪なおばさん…
顔に大きなアザがあるためにやさくれてしまい、細かい悪さばかりする黒塚のお蝶。
カムイに悪さし続けるも上手くいかず、気がつくとカムイにギャフンと言わせるのが生き甲斐に…
みたいな、意地悪なんだけど憎めない(笑
で結局、カムイに命を助けられるんだけど、それでも腹の虫がおさまらなくて(笑
カムイの後を追っかけ回していると…
モモカという少年と出会い、その少年とふれあう事でどんな苦界に身を落としても幸せになろうという気持ちに変化する…
が、世間はそうはさせてくれない…
本当にね、素晴らしい作品ですよ。
こういうのが埋もれてしまうのが残念だなあ…
まあ、絵が取っ付きにくいもんね(笑
でもこの黒塚のお蝶の一連の作品は、気がつくとこの絵でないと行けない!
というくらいのめり込める作品なんで…
結構コミック的な表現も多いんですよ。
黒塚のお蝶がコミカルなキャラクターだけにちょっと小笑いしてしまうような部分もあったり(笑
たまにね、こうやって思い出して少しでも多くの人に知っていただけたら、少しでも、本当に少しでも興味を持っていただき、そしてその数%の方々でもいいので読んでいただければ、素晴らしい作品は語り継がれるのではないかなあ…
とまるで小学館の営業のような(笑
そんな締めで今回は締めさせていただきます!
画像は、ビックコミック刊の物を売っぱらって新たに買いなおした文庫版(笑
いや、オレこの表紙が好きでたまらんのですよ。
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2013年4月19日 (金)

たまにはパチ怪獣の宣伝でも…

円安だね!

円安だよ。

大体ね、そういうの。
なんてんすかね、世の中のきちんとした流れっていうの?
円高?円安?
オレになんか関係あるんか?

みたいな。

そういう生活なんで(笑

それがね、オレの生活を揺るがす大事件が起きたの。

それは…
スカルピーを買いにいった時の出来事だ…

まあね、仕事もつまってるし。
今やオレの命ともいえるほどに成長した『スカルピー』ね。
『グレー』じゃなくて普通のスカルピー。
世界堂で安かったのよ。
1700円某くらいな。

まあ、買い占めてやろうと。
今やドバイの金持ちと肩を並べるほどの金持ちとなったオレに取っはスカルピー買い占めなんて朝飯前な訳。

『コノヤロウ!目にもの見せてやる!』

と諭吉様を握りしめて出かけたの。
1万円あれば5個買えると。
お年玉でもらった1万円。

そりゃあんた、スカルピー5個も買えばしばらくは仕事できんでしょ?
とまあ、新宿大通りをスキップしながら1万円を握りしめて買い物に出かける汚いオッサン=オレ。

そりゃあ世界堂に入った瞬間からドバイの金持ちの気分ですわ。
最近はね、スカルピーも人気商品なのよ。
問題は在庫があるか?
って話。

でもまあ、ドキドキして向かった売り場にはちゃっかり5個あったの。

『おお!これはオレのために用意したんじゃねえか?』

と意気揚々。
五個を鷲掴みにした!
鷲掴みなんてね、おっぱいくらいしかしないと思っていたよ。
オレの人生の中で。
おっぱい鷲掴み。

でもね、今やドバイの金持ちと肩を並べるほどの大金持ち。
ついにスカルピーを鷲掴みにする日が来たわけ!
人間的にどっちがいいか?
って問題はスルーしてくれ!

その辺任せますわ。

で、いざ1万円で買えるかどうか、プライスをみたわけ…

『2100円!』

ええ!
定価表示?
いや違う!
世界堂価格(25%引き)で2100円だがね!

1万円で買えないの!

…仕方なく4個買ってきたよ…

まるで。

お母さんにお小遣いをもらい、買い物に行ったのはいいがお金が足りず。

『ぼく〜?お金が足りないねえ…』

と店員のおばさん(店長と不倫中)にいわれてしまう悲しい子供のようだ。

くやしくて泣いたよ。
帰ってきてね。
オイオイ泣いた。

これが噂の円安の影響か…ってね。
輸入品だからさ、スカルピー。
250円近く値上がりしたわけ。
今まで天屋で松の天丼を食っていたが、これからは梅にする事にしたよ。

そんなドバイの金持ちと肩を並べるほどの金持ちのオレ。
いかがお過ごしですか?

いやね、実家のお父ちゃんから電話が来たんだけど。
話が急に変わってすいませんねえ…

8mmフィルムが出てきたと。
まあオレの小さい頃の運動会のフィルムだったりね。
そういうやつ。
で、お前の作ったアニメのフィルムもあったんだって話になったわけ。

オレね、高校時代にアニメ部だったの。
アニメと言うかアニメ制作。
アニメ作ってたのよ。
あと無線研究部。
こっちは幽霊部員だったけど。
でも無研部は拾ってきたレンジとかテレビとか修理してね、VVFケーブル線を使ってアンテナを作って部質でテレビみたり、ケンタッキーでバイトをしていた友達が余ったビスケットをもらってきてはレンジで温め、よう食ってたの。
学校で。

話しそれたけど。

まあそんなんで、作ったアニメが出てきたって分け。
それを事もああろうに、オレのお父ちゃん、メディア化を頼んだっていうのよ。
昔は富士フィルムがそういうサービスしていたんだけどね、いまはどうなの?
(投げやりだなあ…オレ)
なんか北海道でそういうサービスをやっている所があるんだってさ。
で、頼んだっていうの。

まあ〜〜〜さ!
作ったのは覚えてるよ。
でももう忘れてるよ!
そんなの!
まあ…恥ずかしいったらありゃしない!

で、なんで父ちゃんからそんな電話があったか?っていうと、そのメディア変換中に千歩から連絡が来たんだって。
どうやらね、今まで年に2〜3本アニメをメディア化して欲しいという話はあるんですが、これほどのクオリティーの作品を見た事がない、という連絡をわざわざしてくれたって分け!

いやね、確かに、高校生が作るにはすごいものだったもしれないよ。
だって1000枚近く動画描いたもん。
実質800枚は使ったんじゃないかしら。
没カットもあったから。

もちろん、正規のセルなんて使えないよ。
そんな製作費ないから。
OHPシートをね1/4にカットして小さいセルを使ったの。
でオレが動画描いて。
友人のタムリン富田氏にトレースしてもらったの。
富田ってだけで『タムリン富田』ってあだなつけられちゃったわけ、彼。
まあタムリン富田が何者かは調べてくれ。
まあそのタムが(既に富田でもないという)オレの非道なお願いも快く引き受けてくれて1000枚の動画をGペンでセルにトレースしてくれたの。

真鍋譲治が好きだった彼は

『いやあおかげで絵が上手くなったよ』

と喜んでくれたから良かったものの、オッサンになったオレは無理を言い過ぎたなあ…と思う。

で、ほとんどオレが色塗って(笑
撮影して、みんなに声あててもらってね。
図書館でダブルトラック録音のできる映写機を借りてくるんだ。
2トラに音楽と効果音を入れてね。
20分もあったの。

ああ、なんかもう説明するの面倒になってきたわ。

とにかくオレでき上がってもみないよ!
オレの手元にメディアが来たら、直射日光にあててDVDはどれだけ日光に耐えられるのか?という実験をしようかと思ってますw

あしからず。

それからのオレの人生は酒とギャンブルとセックスとバイオレンスとドラッグに溺れてしまっために潜伏してしまう事となるがね!

でまあ、なんでそんな話かっていうと、思い起こせばそんなアニメもやってる事は今とまったく変わらない…
成長しないオレ。

そんなオレが部屋の片付けをしたらいろんな物が出てきたの。
まあ、細かい事はどうでもいいや。

で、オレの造形の一時避難場所の戸棚をあけたらこんな感じ。

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で、いる物といらないものを選別して捨てようかと。

そしたらこんな物が出てきた。

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なんだべか?って話ですよ。

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まあ、さっきのアニメの話じゃないけど、オレのやってる事は20年近くたっても変わらないのね。
お話作り自体もまったく変わらないという(笑

そんな思いもつゆ知らず、パチ怪獣大図鑑という同人誌を不定期に作ってるの。
オレとね、怪獣少女のおおさかしゃんと相棒の天才ちょんげら。氏による同人誌。

元々ね、同人誌なんだから本当にやりたい、面白い、メチャクチャな物を作ろうって。
まあそりゃあんた、でっち上げもいい本ですよ(笑
始めはね、オレがまんが描いて、天才ちょんげら研究所のちょんげら。(げら研ちゃん)氏がギャグ描いて、おおさかしゃんが記事描いてね。
で、おおさかしゃんの友人の熊本SSさんが人形つくってでっち上げ広告を裏表紙にする…
そんなオレたちだけが得するって本を作ったのよ。

まあね、後々この本がきっかけでオレが原型師になる事になるんだけど…

で、オレがロイヤリティーマンという漫画を描いたの。
連載企画ってことで。
それとは別におおさかしゃんが描いた記事ってのがこれまたでっち上げもいいとこの記事で(笑
これが元で2集以降の記事はとんでもないでっち上げ記事だらけの本になるという…

まあそんな本ですわ。
で、流石に4集ともなるとみんなネタがないの。
ネタ持ってるのオレくらいだから(笑

とはいえ、オレの相棒天才げら研ちゃんにはいつもながら無理言って記事描いてもらったの。

『げら研ちゃんなんかかける?』

って聞いたら

『村上版ロイヤリティーマン描きますよ』

『???』

って話です。
つまりね、超合金の男の村上克司版ロイチー(ロイヤリティーマンの略)をやろうってわけ。

で出来上がったイラストがこれ。

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まあアホですわ(笑

彼の天才っぷりはオレが彼と出会った時から知っていたんだけどね。
これがきっかけでコズVのデザインも頼んでるんだけどね。
以前にも登場したサカサマゴリラは彼のデザインよ。

で、まあおおさかしゃんにも記事で参加してもらって、いよいよ裏表紙…って話になったの。
ちょうどね、怪獣軒で熊本SSさんがタイタン星人を作っていて多忙でね、裏表紙どうしようか?って話しになったの。
実に閉め切り2週間前。

どうしようか…オレも漫画もう少しかかりそうだしね…
記事書きたいし…

とも思ったんだけど、ここは一肌脱ぎましょう!
ってことで、急遽原型を始めたのよ。

2日ががりで作ったの。

1

いやあ…すごい!
ようこの画像残ってたなあ…

2

こんな画像が残ってたのに驚きだよ!

で、数日後

3

4

まあさ、本当にまんが描く合間に作ったんで、とりあえず見栄えでごまかそうと(笑

それで先の画像に至ったわけ。
まあ今回の整理でこんな物が出てきたわけ!

じゃあさ、これで裏表紙の広告どうしようか?って。

〆切まで残り2日。

涙も出ない。

で、作ったよ。
こういうの手を抜いたらおもろないんで。
命懸けで作ったよ!

それがこれ

04

いかにも超合金らしいチラシっぽくね。
フリーの資材使ってさ(笑

もちろん胸のマークは合成だけど、変わるという設定。

05

ホント、やってる事は20年前と変わりませんわ(笑

そんなパチ怪獣大図鑑。
もう2集がないです(涙

しかし!
欲しい人は4/29日まんだらけ資料性博覧会。
5/5日コミティア
に買いにいこう!
オレもいるよ!

でも新刊はないよ!(涙

そんな宣伝。

バイナラ!

あ!

なんか大事な事忘れてね?

スーヘスか!

スーヘスの宣伝忘れてたよ。

まあいいや

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